大阪水曜ほっと集談会一世です。
集談会のブログであるが、プライベートなことを書くことをお許しいただきたい。
私にとって森田療法と弟の存在については切り離すことができない。
先日義理の妹から久しぶりに連絡があった。
弟亡き後、連絡はほとんどない。
何事かとびっくりしたが、亡き弟の七回忌法要の相談であった。
40代でパニック発作の最中、真夜中に私の苦しみについて黙って聞いてくれた弟は私にとって森田博士と同等の恩人である。
その弟の法要について相談することになるとは、一体誰が想像したであろう。
これほど悲しいことはないと思った。
しかしこれも現実である。
相談して連絡すると伝えた。
地元のお寺の住職と日程を調整し返事をした。
人生とは想像できないことが起こる。
神か仏のみが知る世界である。
辛い気持ちのまま近くを散歩すると金木犀の香りに包まれた。
弟が「兄貴頑張れよ」と言ってくれているような気がした。
今日の森田博士の言葉
われわれの日常生活は、すべて仮定である。
仮定ということは、同時に諸行無常ということです。
どっちか一方に、必ず決めようとしても、世の中は、けっして思うとおりにできるものではない。
2023/10/23 一世