大阪水曜ほっと集談会一世です。
植物を見ているとそこには無理や気負いがない。
その有り様にとても心が癒される。
激しい腰痛や心の落ち込みは、私の中で無理が生じているのだろう!
先日集談会のある先輩会員から興味深いヒントをいただいた。
犬や猫など動物は普段はねむったりじっとしていることが多い。
しかし危険を感じたり餌や獲物を見つけると一目散に駆けつける。
その日の食が足りれば、それ以上の無駄な動きをしない。
いわばその場しのぎである。
人間だけが、目標を設定して効率を考え常にあくせくと働き、未来を心配し過去を憂い、心を病むのである。
最近このように思うことがある。
森田を難しく考えずに、その時々の心の自然に従うだけでよいのではないか?
森田を理論的に追求しようとする動きに対して私はかなり疑問を感じている。
心の自然に従うというとてもシンプルで今すぐ、誰にでも実行できることが森田療法の本質ではないかと私は思っている。
世間的に成功したり評価されていたとしても、どこかで無理をして人の心を失って他者を苦しめて本当に生きる喜びを感じるのだろうか?
今日の森田博士の言葉
もし心が自然のままであった時には自然本来の性能が発揮される。
2023.10.3 一世