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大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日は大阪水曜ほっと集談会であった。
一昨日より孫の七五三の祝いで、82歳の父を連れて、往復250キロを車で走破してなんとか集談会に間に合った。
いつもの参加者の皆さんの顔を見てほっとした。
どんなに忙しくてもコロナでもインフルエンザでもリモートで開催してきた。
その際にしみじみと感じたことがある。
もし私が森田療法に出会っていなかったらどんな人生を歩んでいただろう?
歴史にもしもはないと言うが、確実に言えることがある。
今の幸せはなかった。
現状を幸せと感じる感性が麻痺していたと思う。
想像ではあるが還暦を超えても不可能を可能にする、自分を変える、人を変えようとする、むなしい努力に終始していたのではないだろうか。
そう考えるとある意味で怖い。
人は苦しい時や弱った時にカルトに巻き込まれたり、儲け話に騙されたりする人も多い。
今では私は森田療法との出会いのない人生を想像することができない。
大げさだが、私が生まれる前から森田療法との出会いがプログラムされたとしか思えない一世です。
※今日の森田の言葉(水谷啓二先生より)
むかしのような自己改造の努力や自分の心をやりくりすることをすっかりやめてしまっただけに、心のしこりがすっかりなくなり自由でゆとりのある生活を楽しめるようになった。
また自己改造などくだらぬことにエネルギーを浪費することがなくなったので、それだけ多く毎日の仕事にエネルギーを注ぎ込めるようになった。
学生時代のことを知っている私の友人は、「君は学生時代にくらべてすっかり感じが変わったよ」というが自己改造の努力をすっかり捨ててしまったとき、はじめて自己改造が実現したといえるかもしれない。
2023/11/16 一世
※自覚と悟りへの道より