
大阪水曜ほっと集談会一世です。
若者世代を元気にしたい、何らかの形で応援したい。
それが今の私の願いです。
私自身が10代の頃友人もいなくて、孤独であったからです。
昨日は仕事で若い人に混じってただひとり60代で研修を受けていました。
とても学びがあり人に何かを伝えるためにはそれなりの隠れた努力や仕組みが必要であると感じました。
そして何よりも大切なことは、心から自分がそう思えることと、一人でやるのではなく連携です。
さてコロナ禍後の傾向としてリモートからいきなり対面に変わり社交不安、対人恐怖が増えていると言われています。
かねてより私は若者世代にもっと森田療法が伝わる方法はないかと考えてきました。
森田博士の言葉は現代でも友人がいない、孤独であるという若い世代の人たちにも必ず伝わると思いますが、その伝え方が難しいのです。
ちなみに森田博士は若い神経質者の人間関係についてこう述べられています。
自分の心を打ちあけず、人に対しておあいそもせず、義理もせず、それで「人が思いやってくれぬ」とはずいぶん無理な恨みごとといわなければなりません。
つまり人に好かれるには、それなりの工夫や努力が必要であると、当たり前のことを言われているのです。
昨夜の集談会でもそのようなテーマで話をしました。
森田博士の時代の言葉をもっと現代風にわかりやすく表現したり、アニメのような形で受け入れやすくするなど貴重な意見を頂きました。
何よりも私たちが森田を学んだことで人生観や生活全般における、交友関係が変化したことを同じ目線でわかりやすく伝えていくことの大切さを改めて感じました。
※今日の森田博士の言葉
少々苦しくともただ人並みに交際していけばよいのです。
あなたがずっと小児の時のことを思い出してごらんなさい。
幼な心でさえも、人に対して、イヤイヤながら、笑顔をしたり、人の仕事の手伝いをしたり、愛嬌を言って人に好かれたいと思ったことがあるにちがいありません。
それはまだ心が単純で神経質のヒネクレた思想が発達しなかったときだからです。
2023.11.22 一世