大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日は弟の命日です。
あれから6年が経過しましたが、未だにふと、兄貴といって突然帰省するような気がします。
勝手な思いですが娘のウエディングドレス姿や孫の顔も、見たかったであろうと思ったりもします。
さて歌手の八代亜紀さんが亡くなられましたね。
お酒はぬるめの 燗(かん)がいい。
肴(さかな)はあぶった イカでいい。
肴(さかな)はあぶった イカでいい。
50代以上の方は一度は口ずさんだことがあるかもしれませんね。
元旦から命について考えている私です。
能登の大震災やプライベートでも伯父がお正月に倒れたり、限られた命について考えることが増えました。
普段命は有限であると分かっていてもその事を忘れている私達です。
森田博士は、死んだ人の家にお悔やみに行って、よく「死んだ人はどうせ帰らないのだから、あきらめるよりほかにしかたがない」とかいって、遺族をなぐさめようとする人があります。
大きなお世話です。
そんなことを知らない人がありましょうか。
また死んでしまっても帰ってくるような気がし、灰になってもまだこの世にいなくなったようには思わないのであります。
もっと正確にいえばそう思うのがあまりにも恐ろしく、またつらいので理知でハッキリと認定することをさけて、自分で自分の心をぼかしておくのであります。
死んだということの意味をハッキリさせるのがおそろしくて、それを避けているのであります。
と述べられています。
深い洞察だとあらためて思います。
私にも同様に慰められて不快になった経験があります。
純なる心からではなく、理知から出た言葉は心に響かず人を不快にします。
集談会においても同じような過ちをしないことを、肝に銘じている一世です。
2024.1.10 一世