大阪水曜ほっと集談会一世です。
先日興味深い話を聴いた。
3年間通い続けて治らなかった耳鼻咽喉科での治療が口腔外科の医師によってたった一週間で完治したという話である。
耳鼻咽喉科の領域であると思っていたものが実は口腔外科の領域であったという事実である。
現在の医学はとても細分化されており特にこの日本においてはその専門性は世界有数の水準にある。
意外であるが、専門分野以外には無知である医師も存在する。
従ってこのように木を見て森を見ずというようなことが起こる悲劇もある。
現在の3時間待ってパソコンを見ながらの3分診療では患者の生活の背景まではわからない。
ゆえに血液検査などのデータで処理をすることになる。
私は医師に自分の体や心のことを全てわかってもらおうなどというのはある種の甘えかと思う。
最近集談会でも腰の痛みや首の痛みなど痛みに関するお話が出る。
今日ではペインクリニックなどもありその痛みに関して専門的に診てくれる医者もいるがまだまだ少ない。
これはあくまで私の体験によるものであるが神経質者の場合痛みの背景にメンタルの問題が絡んでいることも多いのでその部分だけを治療したとしても解決しないことがある。
いわゆる以前には仮面うつ病と呼ばれていた状態である。
シニア世代は薬や病院に行くことが大好きである。
しかしここで考えて欲しいのは私たちは自分の大切な体を人任せにしてしまってよいのかという疑問である。
もちろんかかりつけ医の指導アドバイスには基本従うべきだとは思うがやはりそこは人間のことで間違いや勉強不足などもある。
薬のことは薬剤師の方が詳しいこともある。
現実医師は不足しておりとても忙しい。
減薬やデーターに基づく治療方針ついて質問して、素人が何をいうかという不遜な態度を示す病院にはさっさと見切りをつけたい。
何よりも大切なことは、医師任せにしないで自分でも自分の心身の状態についてもっと勉強をする必要があるということである。
私は思う、内科・外科・精神科を問わず全ての医師に森田療法の素養があれば望ましい。
今日は少しはまともなことを書いたつもりである。
2023.3.19 一世