大阪水曜ほっと集談会一世です。
お正月にふさわしいブログを書かせていただきたいと思います。
森田療法によって私は一体何を授けられたのでしょうか?
それは一言で言えば生きて行く上での希望と小さな勇気です。
私たち自助グループの機関紙の新年号に私の大好きな山中和己氏の書かれた、
ーわたしの森田人間学ーが掲載されていました。
その中には私の感じていた漠然とした思いが、明瞭に書かれていました。
転載することを正式に許可を頂きましたのでご紹介をさせていただきます。
山中先生が、かつて水谷啓二氏のもとで伝統的な森田療法を二ヶ月あまり受けられた際の気づきについてコメントされたものです。
ひょっとすると自分は必ずしもダメ人間ではないのかもしれないと気づかされました。
なぜなら、およそ何でもやれば、まがりなりにもできるようだ、
という事実がわかってきたからです。
ささやかながら、それが私の気づきです。
ふりかえってみると、生まれながらに自分の中に備わった、
ほんらいの自然ないのちの働きが、少しずつ導き出されたのではないか、
と思います。
ともかくも、どこか今後への、あきらかな希望がわきました。
くわえて不安・恐怖のあるなしは、自分にとって大問題ではなくなって来つつありました。
森田療法による心と体の変化についてわかりやすい解説ですね。
不安・恐怖を感じない強い自分になるのではない。
行動によって神経質を違う気質に変えるのでもない。
本来私たち神経質者に備わっていた心身の働きをいかんなく発揮させるための知恵を森田は授けてくれているのではないでしょうか!
2025年元旦 一世