Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

年年歳歳

2008-12-18 | 想い・雑感
病棟に向かう道すがら
敷地の中を歩いてみる
木々はもはや冬の佇まい
枝先を震わす風が私の頬も冷やしていく

季節はずれるが
年年歳歳花相似たり
という言葉が浮かぶなぁ と考えていると

この春閉校となった看護学校校舎の
取り壊し工事が行われていた
学校入り口近くで
先日まできれいな紅葉を見せ
きれいに散る姿を見せてくれていた樹が
根こそぎ倒されていた

人から見ると長い命を持つ樹
その樹にしてみると
年年歳歳樹相似たり という状況を
来年 再来年と 見せるはずだったろうに
はからずも最後を迎えてしまった
悲しい景色である

人を含め
見慣れた情景との別れは
悲しみを伴なう
しかしいずれ
自分自身がその風景とお別れするときが来る
それがどのような状況か知る術もないが
そのときどのように感じ 想うのだろうか