人 人 間の感染症においては
地方病などというのは存在しなくなったようですね
メキシコにおいて新型インフルエンザにたいする初動に
遅れがあったにしろ
世界にむけての感染拡大のスピードをみると
なかなか一地方や一地域に
感染症を閉じ込めることなど困難なようです
地球全体にわたる人の流れが
いかにダイナミックに行われ
多くの国と地域が互いに密接な交流を繰り返しているかということが
今回の感染の広がりを見てもよくわかります
また島国日本において
これまではなんとなく有効に働くような印象を持ってきた
水際作戦などというものも
ほとんど役に立たないことが明らかにもなりました
それにしても
数年前にSARSが問題となった頃から
新型感染症のパンデミックの危険は喧伝されながら
行政はどういう対応策を練り上げてきたというのでしょうか
病院に行政から伝わってくる対応策も
行き当たりばったり 右往左往 という態で
まったく指示として成り立っていないようなものばかり
普段国や地方が出す通達に対しては
上意下達と言わんばかりに高圧的な態度でやってくる官僚が
いざというときにはまったく機能しないというのは
不幸なことであります
今回のインフルエンザの毒性がそれほど高くないタイプでよかったですが
次はどのような型が現れるかわかりません
そうなった場合人類は始めての事態に相対するわけですから
完璧な対策などはできないのは仕方ありませんが
きちっとした行動 対策 のルールを作らなければ
いつまでたってもよりよい対応策などできるわけがありません
これを機会に
感染症のパンデミックに対する対応規範を作成することを
行政に強く望みたいところです