営業自粛要請に応じないパチンコ店の名前公表に関して
賛否両意見がみられる
大阪府の行政側が行ってきた努力は分かるし
感染爆発を抑えるためには必要ということも理解できるので
致し方なしという思いの一方で
どうしても違和感を感じてしまう
どうしてパチンコ店だけなのか
他の個人事業主で同様の対応しているところはないのか
観光地や海や山に出かける人々は同列ではないのか
結局攻めると世間の同意が得やすいところを狙ったのではないのか
と疑問がわいてくる
そこで思い浮かぶ言葉は
スケープゴート
scapegoad ⇒ scape(≒escape 逃げる)+ goat(ヤギ)
ユダヤ教には贖罪の日というのがあるらしい
その日に人々の苦難や罪業をヤギに背負わせたということにして
そのヤギを荒野に放すという風習があるとのこと
荒野というのはおそらく砂漠でしょうが
放たれたヤギはどうなるのでしょうか
こんな風習から
人の不安 怒り 憎悪などを
ある一方向に向けるような対象のことをさして
スケープゴートと言うようになったとのこと
パチンコ店の場合
無関係のところというわけではないが
他にも公表すべきところがありそうなのに
パチンコ店決め打ちで公表したところに
生贄的な意志が働いていないと言い切れるだろうか
今回の店名公表を手放しで喝采する先には
ホロコーストが見えるような気がする
感染爆発を防ぐのが今最も大切なことかもしれないが
怒りを自制なく爆発させると自分自身の首を絞めることになる
というこを思い浮かべることも大切だろう
ホロコーストは全てを焼くという原義
そこから丸焼きの供物を意味するとのこと
ドイツの強制収容所だけではなく
アメリカによる日本の都市への絨毯爆撃
ベトナム戦争での連続する爆撃などへも
思いがつながっていく