福岡藩士の貝原益軒はその養生訓の中で、「常に病想を作す(つねにやまいそうをなす)」という言葉を紹介している。病気のつらさを思い起こし、普段から養生に努めよということ。
喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間の性だから、悪い状況を思い浮かべて節度をもって過ごすというのはなかなかむつかしいもの。それでも、できれば病で苦しみたくない。最近では、闘病記なるものもたくさん出ているから、そんなものから病を避ける術を探るのもよいかもしれない。
養生の基本は、ほどほど。酒食を控え、肉欲を抑え、所作を慎み、いただいたこの五体をいたわる生活をしたいもの。病気になってしまって慌てるよりも、病気を遠ざけておく養生が大切。
得難きこの体。一度失えば、二度と戻らぬこの体。なるべく大切に使わせてもらい、少しでも長く動かせる状態を保ちたいものだ。
喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間の性だから、悪い状況を思い浮かべて節度をもって過ごすというのはなかなかむつかしいもの。それでも、できれば病で苦しみたくない。最近では、闘病記なるものもたくさん出ているから、そんなものから病を避ける術を探るのもよいかもしれない。
養生の基本は、ほどほど。酒食を控え、肉欲を抑え、所作を慎み、いただいたこの五体をいたわる生活をしたいもの。病気になってしまって慌てるよりも、病気を遠ざけておく養生が大切。
得難きこの体。一度失えば、二度と戻らぬこの体。なるべく大切に使わせてもらい、少しでも長く動かせる状態を保ちたいものだ。