Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

無言の行

2014-11-12 | 想い・雑感
口は災いの元
ということを
痛感するような出来事があると
「もう余計な事は言わない。」
と決心する

しかし

やめた方が良いのでは…
間違っているのでは…
こちらのやり方の方が良いのでは…
などと思うと
ついついそれを口にしたくなる

黙り続ける
というのは
実に難しい

薬師寺で
学僧試験に臨む29歳が
無言の行に入っているという

私には無理かな…

瀬戸内寂聴さん

2014-11-12 | 想い・雑感
年齢が上がっていくにつれて、体に不具合が蓄積されていく。さらには、いつ何が起こってもおかしくない状態となっていく。平均寿命を超えて生を保っている人は、体質的にエリートと言えるから一概には言えないが、90歳を超えれば少しの負担が命の灯を消す原因となりうる。
高齢者、特に90歳を超える年齢となれば、手術が必要と思われる病気が見つかっても、手術に対して二の足を踏む人が大半である。
そんな中、瀬戸内寂聴さんが92歳にして、胆嚢癌の手術を受けたと言う。胆嚢癌の手術には、胆嚢だけを摘出するのものから、胆管切除や肝切除を伴うものまでバラエティーがある。身体に対する負担も大きく異なる。しかし、どのような手術であったとしても、ご本人はよくぞやる気になったし、手術をする方もよくぞ引き受けたものだと感心する。
ただ1度の人生である。手術をけるかどうかはあくまで患者本人が決めることである。そして、依頼されれば、外科医は可能な限りそれに応えるものである。しかし、賭けの要素が大きくなる点を、本人及び家族が十分認識する必要がある。

インフルエンザワクチン

2014-11-10 | 想い・雑感
インフルエンザワクチンの接種を希望する患者さんが増えてきた。もうしばらくすると、インフルエンザの流行する季節となる。
インフルエンザにかかると、突然の高熱、筋肉痛、関節痛、頭痛その他の症状が出てくる。これらはエボラ出血熱の初発症状と区別がつかない。
区別がつかない以上、西アフリカ地域でのエボラのアウトブレイクが終息をしなければ、入国の段階で観察下におかなければならないと判断される人数が増加していくと思われる。それに伴い、要観察者の接触者リストも膨れ上がることになる。
それらの全てを21日間に渡って、確実に観察下に置く、というのはかなり困難なことだと思う。
西アフリカ地域と言えば、遥か彼方の国々という感じがする。しかし、人や物の移動が地球規模で広がっている現在、すぐ近くにある国々とも言える。
だとすれば、日本国内でのエボラ出血熱発症患者の出現も時間の問題かもしれない。一般病院での対応など全くできないが、心の準備だけは必要かな。

吐く息

2014-11-10 | 想い・雑感
今朝新聞取りに行くと
口の辺りが白くなる

吐息の中の水達が
手を取り合って
姿を見せる

口から息を吐き出せば
1メートル程の
白色柱

移ろい行く季節の中て
私は確かに息をしている
確かに今を生きている

重荷

2014-11-09 | 想い・雑感
様々な出来事を
重荷と思うかどうかは
気持ちの持ち様
という側面があるだろうが

生まれ
成長していくとともに
背負うものが
増えていく

それらを
重いなぁ
辛いなぁ
放り出したいなぁ
などと思っているうちに

望まなくてもいずれ
それらを降ろす
時が来る

担げるうちは
そのまま行くか

さよならの時は
どうせ全てと
おさらばだ

道の途中

2014-11-09 | 想い・雑感
目標を定め
時間を惜しんで
懸命に進む

目標に到達すれば
まだ先が有ることに
気づく

何処まで行っても
道の途中

いずれ途中で終えるなら
なにをあくせく

道の途中を
味わいながら
楽しみながら

それにしても
道半ばで終える人生の
更に先は有るのだろうか
そして最終到達点は

役割

2014-11-08 | 想い・雑感
私たちは人生の過程において、様々な役割を担うことになる。時、場所、関わる人々が変わることによって、自分の果たす役割が変化していく。その役割を軽やかに演じ分けていくというのが人生の喜びの一つかもしれない。
ひとつの役割を徹底的に背負い込むというのは、責任ある態度につながることもあるだろう。しかし、他の役割を放棄したという側面を見逃すことができない。
会社人間であるということを自慢げに話す人もいるが、会社を離れたとき、いきなり他の役割を演じ始める事は無理であろう。また1つの役割に束縛された状態が続くと、自分自身を追い込むことになりかねない。
肩の力を抜いてその時々の役割を演じ、その中で感じる喜び悲しみ絶望希望など等を味わい生きていく。その過程で歌や詩がが生まれていくのだろう。ただ、人によりキャパシティーの違いと言うものがある。自分を追い込んでしまうような役割は、きっぱりとお断りしたほうがよいと思う。

同心円

2014-11-08 | 想い・雑感
人工衛星から捉えた地球の画像を見ても国と国との境はどこにも見えない。日本を拡大して見ても、県境や市町村の境はない。そのような境界は、人が勝手に取り決めたものだから当然であろう。
福島で原発事故が起きた際の避難勧告の出し方を見ると 、行政区分ではなく事故現場を中心にして同心円を描いていた。地形や風の影響を受けるとしても、被害が同心円状に広がると考えるのが自然だからだろう。放射性物質は行政区分など気にしてはくれない。
だとしたら、鹿児島での原発再稼働に関して地域住民や説明を行う際には、原発から同心円を描いて30キロメートル圏内の住民を対象としたほうがよさそうな気がする。特定の自治体のみを対象とした説明でよしとする自治体の姿勢には、再稼働を急ぐ意思のみが浮き出て見える。その意思は自治体というより、更に上層からの意思であろうが。

後の十三夜

2014-11-06 | 想い・雑感
昨夜は快晴の夜空に浮かんだ月がとてもきれいな夜でした。双眼鏡で見るとより立体的に見え、球体が空間に浮かぶ様に神秘を感じました。
後の十三夜を見られるのは江戸時代以来ということで、ミラクルムーンとも言われているようです。人間が手前勝手に作った時間の区切り方と、天の運行がずれているというだけのことではありますが、今月今夜のこの月を見れるのは今夜だけということを改めて教えてくれます。
月はいつも地球のそばにいます。月を見れば私たちもそのことを感じることができます。でもその月は一生でただ1度しか見ることのできない月であること、今という瞬間は二度と巡ってこないということ、ときにはそんなことを思い起こしながら日々を生きていきたいものだと思います。

空砲

2014-11-05 | 想い・雑感
診察室に
ドーンという音が響いてきた

何の音かと尋ねたら
大砲の空砲だという

近くにある自衛隊駐屯地が
創立何周年かを迎えるらしく
記念式典の祝砲として撃たれたらしい

親の世代なら
その音で
直ちに大砲の音だ
とわかったであろうが
私には断定できなかった

大砲音を
にわかには
判じ得ない時代で
幸せである

時を知らせるサイレンの音を聞いて
空襲警報のようで嫌だ
と言っていた
母親を思い出す

夕暮れ

2014-11-05 | 想い・雑感
晴天の日の秋の夕暮れ
わずかに赤みを帯びた
紫色の空を背景に
様々なシルエットが鮮やかに浮き出る

山際ははっきりと立ち上がり
鉄塔は影絵として目に映る

クリアに見える時間は僅か

墨色が支配的となる風景を横目に
ペダルをこいで家路を急ぐ

巨漢

2014-11-04 | 想い・雑感
体重が100数十キログラムの方に胃がんが見つかり、胃全摘を行った。術直後の体重は100キログラム切った。術後すぐに食事摂取は順調に回復したとは言え、恐らく更に体重は減り、かなり標準体重に近づいて行くだろうと予想した。
それから一年。食事も仕事もばっちり。体重はほぼ100kg。
胃全摘後に、1トンの体重を維持できるだけでもかなりの食事摂取だと思うが、、増加する体重に驚くしかない。まあ食べられないより、ずっとよいですが。

バナナの皮

2014-11-03 | 想い・雑感
イグノーベル賞受賞の研究対象となったバナナの皮ほどではないが、枯葉も少し滑りやすい。バイクにまたがり、足を使って移動しようとするときに、枯葉を踏むと足が滑りバランスを崩しかけることがある。山間の道を走る時も、枯葉が路上に降り積もっていたりすると気を遣う。カーブなら、転倒の危険も出てくる。
これからの季節は落葉、特に雨上がりの濡れ落ち葉が怖い。反射神経の落ちてきた、私のようなおじさんは、スピード落としてゆっくり走ることが大切だ。
ゆっくり進めば、路面の状況に対応できるし、人生と同じように見える風景も変わってくるだろう。

やらない

2014-11-02 | 想い・雑感
既に11月。時と言うのは、過ぎれば夢の如きものだ。そしてその流れ行く速さは、年齢と共に加速して行くようだ。
このままでは、高齢者の仲間入りをする頃には、朝起きたと思えばすぐ夜になってしまうのではなかろうかと心配になる。まあ、時間の流れと言うのは、その時の気分や環境、状況で変わるものだから、必ずしも年齢とは関係ないのかもしれない。
中高年と言うのは、色々なことを背負い込んで、追われるように生きている場合が多いから時間が足りなくなり、時がズンズン過ぎるのだろう。
ある程度の歳になれば、やりたくないことはやらない、と言う具合にしなければ、人生の時間はどんどんすり減る。わがままになって、無用と思うことはやらない、と言う決意が必要だと感じる。
自己を見つめる時間、ボンヤリ考える時間を、一日30分は取りたいよね。

北海道新幹線

2014-11-02 | 想い・雑感
函館から鹿児島まで
新幹線のレールが繋がった

北海道に列車で行くには
青森駅で青函連絡船に
一旦乗り換える必要があったのは
遠い昔となりました

これまで
連絡船 フェリー 飛行機
で北海道へ渡った

一度は列車に乗ったまま
北海道へ渡ってみたい