ダルース

四半世紀前
ミネソタ州のミネアポリスで
約２年を過ごした

そこから北北東へ車で2時間半
Duluth（ダルース）に到着する

スペリオル湖の最奥に位置する
小さな地方都市

そこからスペリオル湖沿いに走る国道沿いは
静かで実に美しい街道

短い秋におとずれると
数日の間みるみる広葉樹の色が変わり
あっという間に降り注ぐ落ち葉となる

Bob Dylanのニュースで
彼がそのダルース出身であることを知った

静かで冬の長い地方都市で
深く思索を巡らせたのであろうか

私は直接影響受けた世代と言うより
Bob Dylanに影響受けた世代である
吉田拓郎などに影響を受けた世代

それでも風に吹かれてと言う歌は
よく耳にしていたし
日本語訳を歌ったりもした

そのころ
戦争がなくなるまでに人は何度戦わなければいけないのか
という問いかけに対する答えは近い将来出るかもしれない
などと楽天的に考えていたが
いまだに答えがが出ないまま
時だけが流れた

そしてまた戦いを起こしそうな人間が
政治を司る今の日本を見ていると
この先もまだ当分答えが出ないのかもしれない
と今度は悲観的になっている

彼の受賞を契機に
平和への思いが
地球を覆ってくれるとよいのだが

おなかを温める

朝食にお吸い物をいただいた
さっぱりした口当たりだが
出汁がしっかり出ていておいしい

口やのどで味わった後
今度はその温もりが
胃からお腹全体にじわっと広がり
実に気持ちが良い

夏の間は
ついつい冷たいものを口にしがちなので
消化管を冷やして
胃腸の調子を崩し
体全体までおかしくなることがある

温かい食事をいただき
胃腸が喜ぶということは
やはりお腹は冷やさず
温めたほうがよいのでしょう

漢方でも
胃腸の調子を整えるために
おなかを温めてあげるような処方をよく使います

****

朝寒に　腹のぬくもり　お吸い物

山頂の朝

頂上に電波塔が何本か建っている
標高６６０ｍくらいの山
ケーブルカーとスロープカーを乗り継げば
頂上まで行くことができる

そこから市内のかなり広い範囲が見渡せるし
夜景も美しい

早朝
ケーブルカーの営業時間より前
バイクで八合目まで上がり
あとは徒歩で頂上に立った

登山者以外に
犬の散歩で頂上まで来ている人がいたのには驚いた

活動を始めた街を
遠く下に見下ろし
自宅周囲の形状もはっきり確認できた

海　市街地　連なる山
その変化をしばらく味わった

薄着のため肌寒く
１０分ほどの山頂滞在だった

山はまだまだきれいな緑を纏っている
龍田姫のお出ましはもう少し後だ

最も若い

「大正生まれなのですねぇ」
「そうなの。自分でもびっくり。」

９０歳を迎えた
大正１５年生まれの女性

一人で外来に来られるし
時に自転車にも乗っているらしい

繰り返す同じ質問などは
ご愛敬

９０歳といっても
これからの人生の中では
今日が最も若い

小学生の頃の私が見れば
とんでもない年に見える今のわたし
年齢という物差しよりも
今ある自分がいかに考え
いかに動くかが肝心ですね

すべての人にとり
最も若い今日という日が
良き一日と
なりますように

上弦の月

半月にしては少し弦が
くぼんでいるように見えた
昨日の月

今日の月を見ると
今度は逆に少し弦が膨らんでいるように見える

きれいな半月を見せるためには
太陽地球月の位置関係が少しずれているのだろう

沈みゆく太陽を追いかけるようにして
天上を進みゆく月を見ていて
弦が上か下かは西の空で見るんだな
なんでことを改めて思う

空気が澄み
月が普段より近い

今夜から
長袖のパジャマだ

**

宵闇に　傾く月の　弦は上

いつもの道

何気なく歩いている家の周り

特に疑問もなく
当たり前の事として歩いている

でもいつか
あぁ もう一度家の周りを歩いて見たい
という願いも実現困難な時が来る

今を生きる

※※※※

曼珠沙華 天に通ずる 散歩道

温泉マーク

温泉に浸かる時は
のんびり ゆったり
手足を伸ばしたい
と思う

温泉マーク♨️を見ると
それだけで条件反射的に
リラックスしてくるような気がする

ほとんどの日本人が
たちどころに認識できる
そんな温泉マークだが
外国人には何のマークなのかわかりにくいらしく

何か熱いものであることは伝わるようだが
コーヒー店とか焼き肉だとか思うようだ

そこでこのマークをわかりやすくしよう
との話があるようだ

しかしその案というのが
湯気の下に３人の人が入っているマーク



なんだか狭いところに
押し込められているよな感じがして
そんな温泉には入りたくない
と思ってしまいそうなマークですね

強い雨

降り出したかなと思ったら
急速に雨脚が強くなる
荒っぽく激しい降り方が
多くなってきた

高速道路で飛沫を巻き上げるトラックを
追い抜くために
サイドミラーで後方確認をしようにも
それが困難なこともある

そんなときでも
高速ですっ飛んでいく車がある
周りを確認できているのか心配

手術では
よほどのことが無い限り
完全には確認できないところを
操作することは無い

エイヤァとハンドルを切るような
粗っぽい操作は御法度だ

慎重に 丁寧に 無駄なく

もうすぐ新米

この時期のお米が
もっとも新米から遠いのでしょうか

十分水につけた後でも
一合に180CCのお水では
炊きあがりが少し固め

やはり新米の瑞々しさは
その時節でなければ
味わえないのでしょう

今しばらくは
多めの水で炊き上げましょう

ところで
心のみずみずしさは
どうすれば少しでも
維持できるのだろうか

何だか乾き気味

※※※※

新米と 呼ばれた頃の 懐かしさ

地球を七回半まわれ

ブログに「地球を七回半まわれ」のことを書いたら気になり
ネットで調べると
Youtubeでみることができました

光が一秒間に地球を七回半回る
ということが主題の曲だと思っていたが

高度成長期突入するさいの
車が主題の曲だったのですね

それもモータリゼーションを促進する
東名高速道路開通のことを歌にしたとも思えます

車に乗ること自体が
夢のようなことであり
幸せな未来を感じることのできることだった
その時代の雰囲気を改めて思いました

そのころは
エンストやオーバーヒートなんて
日常茶飯事でしたね

お手盛り会場

家を建てる時
設計図ができ
設備の器機なども決まると
費用も決まる

その後設計図とおりに作れば
それほど大きな金額の変動はないだろう

もちろん追加工事や
計画変更を行えば
それに応じた変更はあるだろうし
その際随分と吹っかけてくるだろうが
当初予算の何倍にもなることはなかろう

そんな建築費と
オリンピック費用を
単純に比較できないかもしれないが
7000億程度の予算でできた計画を
試算してみると3～4兆円になる
などと言うことは一般人の想像を超える

いろいろな欲が絡んで
儲けようという人やグループが
お金に群がり
それを差配する政治家がいる
という風にしか見えない

議論を積み上げてきたんだ
と文句をいう人たち
一体どんな話を積み上げてきたのでしょう

具体的金額を落とし込まない話なんて
積み上げたことにも何にもならないと思う

単にお手盛りを盛り上げていったのかな

***
　利に引かれ　欲深集う　秋の暮れ

九万キロ

子供の頃
ワンダースリーと言うアニメが
好きだった

タイトルの動画の中で
地球上の3種類の動物に身を変えた宇宙人が
土星の輪の上を滑り台のように滑って飛び出す場面が
印象に残っている

「地球を七回半まわれ」
という歌も意識に重なり
なんだか地球の周りも
くるっと回れそうな気がしたものだ

今のバイクのメーターが40000を示した

9万Km走行したことになる
光なら０．３秒で進む距離に
約８年間かけて到達

歌のように七回半分進めば
光で1秒分進んだことになるが
そこまでは無理としても
0.5秒分くらいは乗りたいですね