
くれなゐの 梅ちるなべに 故郷(ふるさと)に
つくしつみにし 春し思ほゆ 正岡子規
爺やの住んでいる地方は曇りで、夕方から雨が降り始めるとの天気予報が
昨日出されていましたが、その予報通り本日は朝からどんよりとした曇り空で
最高気温も9℃迄しか上がらず、太陽が出ていない為に体感的にも寒い日と成りましたが
昼食後に近くの公園まで散歩に出掛けると、散歩道の土手で春の訪れを告げる
「土筆」がまとまって生えているのに気が付き、「土筆」が土の中から出てくる季節は春で
例年であれば、桜の花が咲く頃よりも少し前に河原や堤防等の土手等に生えますが
今年は暖冬と云われていますので、まだ2月末だと云うのに沢山生えていて
早いものでは15㎝位迄に背が伸び居ていて、頭の部分が開いているものも有って
やはり今年は暖冬のせいなのか、例年よりも早く「土筆」の姿を見る事が出来て驚きましたが
早春の頃に成ると、道端の土手や空地、畑等で姿を見かける「土筆」はシダ類・トクサ科の
「スギナ」の胞子茎で、「袴」と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を取り巻いていて
春の季節に成ると「土筆」と呼ばれる薄茶色の胞子茎を出して、高さ10~15cm位の
茎の先端から胞子を放出する「スギナ(杉菜)」は、栄養を蓄えている栄養茎で
「土筆」とは別のものだと思われがちですが、掘り出してみると地下茎で繋がっていて
同じもので有る事が分かりますが、この「スギナ」は生命力が強くて地下茎が少しでも残っていると
再び繁殖するので、農家の人達にとっては駆除するのが厄介な雑草と成っています
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