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長野県と岐阜県の県境に在る恵那山(2191m)を中心とする半径50km位の範囲内と
そこから150km程離れた長野県大町市の居谷里湿原に小規模ながら分布している
「ハナノキ」は、秋の紅葉が美しいムクロジ目カエデ科・雌雄異株の落葉高木で
葉が開く前の早春の頃に、小さくて濃い紅色の雄花を葉腋に複数個束状に咲かせ
ガク片や花糸が濃い紅色をしている為に、花の咲くのが少ない早春の頃には
花がよく目立ち、爺やが本日の午後から訪れた国営・木曽三川公園の一つであります
「河川環境楽園」内の茅葺農家横に在ります、棚田脇に植栽されています
1本の「ハナノキ」には、濃い紅色の雄花が沢山咲きはじめていましたが
環境省の「レッドリスト」では、2007年に「絶滅の危険が増大している種」である
「絶滅危惧II類(VU)」に登録された「ハナノキ」は、大変貴重な樹木と成っていて
かつては限定された地域にのみに見られた樹木でしたが、紅葉がキレイな事等から
全国の街路沿いや公園等に植栽されて、その姿を各地で見る事が出来る様に成り
東海地方の愛知県では、この「ハナノキ」が県木に指定されているそうです
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