日中は冷たい風もほとんど吹かなくて、晴れの天候となったので
お昼過ぎに散歩に出かけ、花の咲くのが少ない冬の時期だが
何か花が咲いていないかと思い、散歩の途中に或る公園へ寄ってみたら
小さな淡桃色をした桜の様な花が咲いているのに気が付き
最初は「ジュウガツサクラ」か、「シキザクラ」ではないかと思い
近寄ってみたら、木には「マメザクラ(豆桜)」の名札が付けられていた
その名札には、3月下旬から5月上旬の頃に葉が出るのと同じか
葉が出るより少し早く、直径2cm位で白色又は淡桃色の花を
1~3個散形状で、横向きに咲く事が多いと書いてあったが
今年は12月に入リ、非常に冷たい寒気団が何回も日本の上空にやってきて
爺やの住んでいる地方でも、既に20cm位の初積雪が有り
今シーズンの冬は例年より気温が低く、寒い日が続いているのに
この12月の寒い冬空の下で、例年より3ヶ月程も早く
桜の花が咲き出しているのには、驚いてしまった
「マメザクラ」は、爺やにとって初めて見る桜だったので
家に戻ってから「どんな桜なのか」と、ネットで調べたら
「マメザクラ」は、バラ科の落葉低木または小高木で
富士山や箱根山に多くみられる所から、「フジザクラ」や「ハコネザクラ」とも呼ばれ
やはり3~5月になると葉に先だって、「ヤマザクラ」より小さな
「直径2~2.5cmの花を1~3個集めて咲かせる」と書いてあり
そして樹木としては余り大きくならず、大きいものでも10m位であり
樹高1m程でも花を咲かせる様になり、この特徴は栄養や気候条件から
生育が難しくて、大きく成長出来ない亜高山帯でも
子孫を残せる様に、変化したものだと考えられ
このため、亜高山帯気候の山地でも育ち、一般的な桜よりも
寒さには非常に強くて、-20℃でも耐えると書いてあり
今の時期は非常に寒いものの、今夏は残暑が厳しくて
10月頃まで暑い日が続いたので、その影響に依り
「マメザクラ」が「春がもう来たのか」と、季節を勘違いして
今の時期に花を咲かせているのではないかと、爺やは思った
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