その昔は食用として・・・

カナリヤの　餌に束ねたる　はこべかな　　正岡　子規　　　　
コハコベの白い花　1

日本各地の道端や田畑、荒地等に生えるコハコベはナデシコ科の越年草で
茎は柔らかくて、地面すれすれに這いつくばった様に延ばし
早春の頃になると、その先端に小さな白い花を数輪づつ咲かせる
コハコベの白い花　2

コハコベの花は白色の五弁であるが
花びらがもと近く迄、深く裂けているので2枚に見えて
一見すると十弁の花の様に見える
コハコベの白い花　3

コハコベは春の七草のひとつで、お正月の「七草粥」の食材として知られ
タンパク質やビタミンB、C等が豊富に含まれているので
その昔には野菜代わりに、食用していたとも云われており
また鳥の大好物らしく、今では小鳥やウサギの餌さとして重宝されているようだ

コハコベの白い花　4

コハコベの白い花が、爺やの畑のアチコチで
2月中旬を過ぎた頃から見られる様になり
コハコベの花を見ると、小さくて可愛い花だが雑草なので
残念がら近い内に草取り作業をして、取り除こうと思っている