花咲爺やの気まぐれ通信

日々の出来事等を き・ま・ぐ・れ・に発信

朝露の残る青い花

2010年09月26日 | 季節の花
月草に 衣は摺らむ 朝露に
       濡れての後は 移ろひぬとも

                             万葉集



「秋分の日」が過ぎた頃から、朝晩の気温が一段と下がり
最高気温も30℃を越える様な事は無くなって
特に朝夕は、半袖では少し寒く感じる様になり
ようやく、秋の気配がする様になってきた
そして、秋の季節は空気中に含まれている水蒸気が
放射冷却等の影響を受けて、水滴になり易いと云われている


夏の季節から草むら等でよく見かけ、青い小花を咲かせる露草は
朝露を受ける頃咲き始め、陽が高くなると萎れてしまう一日花で
花びらは3枚あって、うち2枚は青色で大きく、残り1枚は白色で小さい



古来より、露草の花の汁が水に消えてしまうと云う性質を利用して
染物の下絵を描く時、この花の色素を利用していたと云われ
現在でも、友禅の下絵描きに使い、本染めが済むと水で洗って
下絵を消す技法が使われているらしく
ただの雑草だと思っていたが、爺やの知らない所で
有効利用されている露草である





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ひっそりと咲くツククサの花 1 1/10

画像の上でクリックするとチェンジしま~す
トランジションのタグはnon_non 様からお借りしました ありがとうございました



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