浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2019-09-15 23:08:25 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

添付のお写真は「モーセの御足を慕って」の旅の途中でバスを下車されモーセが
同胞のユダヤ人約四十万の人々を導き歩かれたであろう岩の砂漠をご覧になられている
恩師「長尾弘」先生です。(シナイ半島にて)


 ~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


                   講演 五

「六根あるがゆえに己が悟れば菩提と化すことを悟るべし」

先の続き・・・

この世の中で、たとえ宇宙の果てまで行こうとも、
どこへ行こうとも自分以上にいとしい者はないのです。
自分たち夫婦の仲が悪いために、
主人のいない所でお父さんの悪口を子供に言って、
お父さんへの尊敬をお母さんが奪っていますと、
やがてこういう子供は十代の中頃を過ぎましたら
その復讐をお母さんに向けてきます。
これが家庭内暴力の正体です。

お母さんの頭の毛を持って引きずり回し、或いはバットで殴ったり、
遂にはお父さんまで殺してしまいます。
あれは全部母親の罪です。
子供の心を自分のほうに向けたいためにお父さんの悪口を
子供に教えるからです。
その一番いい例が私でございます。

「あんたら大きくなって、お母ちゃんのようになったら駄目だよ、
お父さんの言うことをひとつも聞いてくれない、
あんなお嫁さんになったら結婚する相手の人が可哀そうだから」と
言って、私は一生懸命教えました。
家内もまた教えます。
「あんなお父さんみたいな人と一緒になったら駄目よ。
余計な事ばかりして家を放ったらかしているから」。
親のこういうやり方は、
子供に悪くなれ悪くなれと教えているようなものです。


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