浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2019-09-29 23:03:57 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


                    講演 六

「神仏の大慈悲に感謝し万象相互の調和の心が
                 神意なることを悟るべし」

先の続き・・・

私の住んでいる近くに火葬場がございます。
一昔前まで、
低気圧の時などはむくむくと煙が出て地を這って流れますから、
皆「気持ちが悪いな、いやだなあ」とおっしゃいます。

しかし人間が自然界へ帰った時はあの煙といっしょに空気中に
水蒸気をなって上がっていき、それが万遍なく広がりますと、
私たちはその空気を呼吸しますし、
またその水分が雨となって大地におりてきますと、
その水を頂いて生きてもいきます。

いってみれば人間の共食いをやっているわけです。
そんなことはないといいましてもこれは事実です。
燃やせば必ず空気中に帰りますし、
それが水として大地に帰ってくるというように、
循環の法に従っています。


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