浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2019-09-16 23:19:20 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


             講演 五

「六根あるがゆえに己が悟れば菩提と化すことを悟るべし」

先の続き・・・

私はずっと幼い頃まで遡って反省させていただきましたが、
三歳まではお父さんお母さんは神様だと思っております。
皆さんもそうです。
三歳まで反省してみて下さい。

おしめを替えていただき、おっぱいを頂き、
抱っこしていただき、
両親は神様以上の存在だと思っています。
そのお父さんお母さん、
つまり男神と女神がお互いに子供に向かって
値打ちの落とし合いをしているのです。
私の両親の場合は仲が良かったので幸せでしたが、
私の子供は気の毒です。

私はほんとうに両親を神様以上に、
天皇陛下さん以上に思っておりました。
昔は天皇陛下といいますと、もう生き神様、現人神でして、
その天皇陛下よりもお父さんお母さんのほうが
なお尊いお方だと思っておりました。
これは事実です。

両親の縁があってこそ自分があり、
もし両親に縁が頂けなかったら、
私自身の存在は絶対にないはずですから、
誰よりも尊いのが両親ですね。
その両親がお互いにけなし合い、
神様の値打ちを落とし合っていたら子供を
駄目にしてしまいます。
子供を素直な神の心で大きくするのも、
駄目にするのも親の教育の中にあり、
それは親の責任です。



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