絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

海嶺  (上・中・下)     三浦綾子

2006-03-20 23:21:17 | 読書
知多半島の小野浦から千石船宝順丸が出航したのは天保3年(1832年)
乗組員14名、彼らが江戸に向かう途中、遠州灘で激しい嵐にあい難破してしまう
1年2ヵ月後、奇跡的に生き残った豪胆な岩松、明朗快活な久吉、優しい心の音吉
の三人は北アメリカに漂着する。
北アメリカのフラッタリー岬に辿りつくが、インデアンのマカハ族に捕らえられ
奴隷にされてしまう。
事情を知ったイギリスの商社ハドソン湾会社の援助によって、日本へ帰る途が開かれた!
しかし、その道は険しく幾多の困難と何年にもわたる長い時間の集積でもあった。
日本で禁じられているキリスト教との出会い。
そしてついに、5年ぶりに故国を目の前にするが、日本の仕打ちは・・・・・
事実に基づき、三人の生き様がきめ細かく描かれている。
過酷な状況においても自暴自棄にならず常に前向きに生きる姿に心打たれる。
宗教的な問題だけでなく、鎖国が当時の日本の度量を小さくしてしまった。
彼らは、その被害者といえます・・・・胸が痛みます。
★★★★★

レンギョウ

2006-03-19 17:41:03 | 花おりおり
レンギョウ (モクセイ科) レンギョウ属
葉に先立って鮮やかな黄色い花を枝いっぱいに咲かせます。
この花は大気汚染や病虫害、暑さ寒さにも強く
道路脇の垣根や公園の植え込みに用いられています。
車などで通り過ぎる時、振り返りたくなるくらい綺麗です。
原産地:中国  落葉低木
漢方では、果実を乾燥させたものを、解熱剤、解毒剤として用いるそうです。

サクランボの花

2006-03-18 18:18:51 | 花おりおり
サクランボの花
ご近所のサクランボの花です。
このサクランボの花は薄いピンクで花つきも良く
ソメイヨシノによく似ていますが開花は早く
ソメイヨシノが咲き出す頃には散り始めます。
そして沢山の赤い実が成り壮観です。
小鳥対策に網がかぶせてありますが・・・
実が熟す頃網の上からシッカリと啄ばんでいます。
同じ植えるなら花良し、実良し!のこんな木が好いな~
なんて見るたびに思います。
狭い我が家の庭では・・・・残念です。

柊南天

2006-03-17 21:47:38 | 花おりおり
ヒイラギナンテン(柊南天) メギ科
柊南天が咲き出しました。公園など沢山植えてあるところでは
甘い香りが漂ってきます。
葉がヒイラギに似て、実が南天に似ている・・・と言っても
南天のように実は赤くなりません。夏頃は緑色、秋には黒に近い暗紫色です。
原産地:中国・ヒマラヤ・台湾
別名 :トウナンテン(唐南天)

土佐ミズキ

2006-03-16 21:14:25 | 花おりおり
土佐ミズキ (マンサク科) トサミズキ属

  土佐ミズキ  サンシュウも咲きて  黄を競う
                          水原秋桜子

蝋梅・満作・サンシュウ・ダンコウバイ・キブシ・レンギョウなど
時期を追って次々と美しい姿を見せてくれていますが、何れも黄色・・・
黄色は早春の色といえます。
土佐ミズキの原産地は土佐ですが、よく似た小ぶりのヒュウガミズキの
原産地は宮崎県の日向ではなく、牧野博士によると
「トサミズキより優しい姿をしている事からヒメミズキと呼ばれていたのが、
 訛ってヒュウガミズキになったらしい」とのことです。
土佐ミズキは日向ミズキより枝が太く背が高くなる。花も大きい。
 (我が家のミズキは日向ミズキですが、少々日当たりの悪い所なので、花期は少し遅れます)


オオイヌノフグリ

2006-03-15 21:16:53 | 花おりおり
オオイヌノフグリ(ゴマノハクサ科)  クワガタソウ属
土手や空き地がコバルトブルーに染まっています。
オオイヌノフグリ・・・小さな花ですが一面に咲くと本当に美しい!
ヨーロッパ原産の帰化植物、1890年頃入って来たそうです。
名前の意味は、大きな「イヌノフグリ」でフグリとは陰嚢の意味だそうです。
果実の形が陰嚢を連想させるとの意味からのようですが、
同じ属に「イヌノフグリ」がなければこの花のイメージからもっと可憐な名前が付いたのでは・・・・
チョットかわいそうな名前です。

安達瞳子さん

2006-03-14 18:31:28 | Weblog
安達瞳子さんが10日に亡くなられたと朝刊で報じられていました。
花芸安達流を興した椿を愛する華道家・・・
昔?TVで見た安達さんは和服が似合い凛とした雰囲気のある方でした。
椿の咲く季節に亡くなられたとは安達さんらしい・・・
      安達さんの言葉
『花を生けるという行為は暮らしの中の安らぎの世界です。
けれど其れは単なる装飾ではなく生命の象徴としての、花の姿を通して
自然と人間とを貫いている真理としての道、この世界の根源なるもの・・・
を見つめようとする行為であると考えます。
大きな生命としての自然と一体になりたいと願う無意識の瞬間・・・
「祈り」の心の発露かもしれません』

   ご冥福を・・・・

アオイスミレ

2006-03-13 18:06:26 | 花おりおり
アオイスミレ(葵菫) スミレ科  スミレ属
スミレの中でもトップを切って咲き始める(花期3~4月)
葉が展開する前は葉の両側が丸まっているのが特長。
葉は円心形で先は丸い。
ウマノスズクサ科のフタバアオイに葉が似ているところから
アオイスミレと名が付いた。
花は淡紫色~白色。

ウスタビガの繭

2006-03-12 16:57:55 | Weblog
日野自然を守る会で山梨県上野原の能岳・八重山ハイキングがあり参加しました。
標高542.7m級の低い山が連なっているので八重山と言うのだそうです。
整備中で切り倒された木が多く尾根は風が通りぬけ飛ばされそう・・・
春二番???
それでも山のあちこちでキブシ・ダンコウバイ・アブラチャンなどが咲き出し
足元には春蘭・スミレなどが春を告げていました。
一番の収穫?ウスタビガの繭でした。緑色で綺麗な素敵な繭です。
帰宅してから調べてみました。
  ウスタビガ
本州や九州に分布する羽を広げると8~9cmの大型の黄色の蛾
幼虫はコナラや・柏・櫻・カエデ科・カバノキ科・ニレ科などを食べる
緑色の繭は目立ちますが、緑の葉が茂っている時に保護色になって
中の蛹を野鳥から守る役目をしている。
この繭の型がカマス(穀物を入れる袋)に似ているのでヤマカマス又はツリカマスと呼ばれている。
冬に見られる繭は秋に成虫が出た後なので抜け殻だそうです。
自然の造形の不思議さを感じます。

チュウリップ

2006-03-11 11:28:23 | 花おりおり
昨日の夜、お祖母ちゃんの誕生日だからと
娘がチュウリップの鉢を抱えてやって来た。
お祖母ちゃんが亡くなって8年・・・
そういえば昨年も小さな蘭の鉢を持ってきてくれたっけ・・・
毎年忘れずにいてくれる事だけでも嬉しいのに
プレゼントまで・・・ピンクの花がぼやけて揺れました。
「お婆ちゃん!貴女の愛情をいっぱい受け、こんなに優しい娘に育ちました有難う!」
天国のお婆ちゃんは嬉かも・・・・
優しいピンク色、お祖母ちゃんにぴったりの色です。