ハナカイドウ(花海棠) 2006-04-20 14:20:06 | 花おりおり 花海棠 (バラ科) 地味な野草が続いたので、今日は華やかな海棠。 もう終わり頃ですが見事に咲ききっています。 桜の花に似ていますが、花の柄が長く花が下向きの咲きます。 色も桜より濃いピンク色。 原産地:中国 江戸時代初期に渡来したそうです。
ヤブレガサ 2006-04-19 16:23:13 | 花おりおり ヤブレガサ (キク科) 本州、九州、四国の照葉林帯と夏緑林帯の下部にあって 朝鮮半島にも分布する。あまり乾燥した所には生えず、 又、あまり湿った所にも見られない。中性的な環境を好む。 新葉は破れ傘をすぼめた状態で出てくる。 この新葉の出始めが面白く、寺院や茶庭にも植栽される。 葉が展開するともう目立たなく、気付いてくれる人も無く 花も目立たない事から、春ここ一番の勝負!!です。 微笑ましいヤブレガサ・・・
タマノカンアオイ(多摩の寒葵) 2006-04-18 16:48:18 | 花おりおり タマノカンアオイ(ウマノスズクサ科) 東京都の多摩丘陵で発見されたことにより、この名が付いた。 丘陵や低山の林内に生える常緑の多年草。 茎は黒紫色で地をはい、切ると芳香がある。 葉は長い柄が有り、長さ5~13cm広楕円形で、基部は深い心形。 表面は深緑色で鈍い光沢がある。 葉脈はへこむ。花は暗紫色で直径3~4㌢。萼片のふちは波打つ。 最近見かけることが少なくなりましたが、一塊の葉を見つけ嬉しくなり 早速葉をかき分けてみました。 地味ですが面白く少し魅惑的?な花が3~4個微笑んでいました。 人知れずそーと咲く・・・なんて奥ゆかしい~
キランソウ 2006-04-17 15:40:44 | 花おりおり キランソウ (シソ科) キランソウ属 道ばたや庭の隅、山麓など日当たりのいい場所に生える多年草。 濃紫色で美しく人目を引きます。 全体に縮れた毛があり茎は丸く、地面に張り付くように広がっている。 その事から別名、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜のふた) 地獄の釜のふた・・・こんなに綺麗に装っているのかしら?・・・
ムラサキケマン 2006-04-16 14:59:50 | 花おりおり ムラサキケマン (ケシ科) キケマン属 人参の葉によく似た柔らかな葉、紫色の花が雑草と思えないくらい綺麗です。 1,2年生で、竹薮や家の北側など日陰でやや湿ったところを好む。 葉に有毒成分があり、食すると心筋運動に障害が出て麻痺を起こすそうです。 別名:容姿端麗?なところから、紫金蘭、曼荼羅華 (曼荼羅華とは本来、白い蓮の花のことでこれを見れば心が安らぐ という聖花のことだそうです) ※これからは雑草とはいえ、余り邪険に出来ませんね・・・・
大黒屋光太夫 上・下 吉村昭 2006-04-15 15:04:11 | 読書 海嶺に続き難破船もの・・・・ 天明2年(1782)伊勢の国白子浦を12月に出航し嵐に遭遇、 破船して漂流・・・翌年7月にロシア領に漂着。 その間、17人の乗組員の内12人が死亡。 今まで経験した事の無い寒さと飢えの戦い! ロシア各地を転々とし、薬用鉱石、植物研究者キリロとの出会いで帰国への希望を見出す。 彼の協力でペテルブルグにて女帝エカテリナに謁見!帰国の許しを得る。 生き残った5人の内、凍傷で片足切断した庄蔵はロシア正教に改宗、 過酷な状況に耐え切れず同じく改宗した新蔵(キリシタン禁止令で帰国できず) 二人を置いての出発は・・・・光太夫にとって悲しく苦い思い出となる。 10年振りに日本の地に立つ事が出来、又ロシア事情に詳しい彼らはかなり優遇された。 海嶺の岩吉達との違い・・・・ ロシアという国が日本に近く無視する事の出来ない存在だったからなのだろうか・・・・ ★★★★★
ハナスオウ 2006-04-14 15:21:04 | 花おりおり ハナスオウ(マメ科) 葉が展開する前に、紅紫色の小さな花を枝にくっつくように びっしりと咲かせ、派手で鮮やかです。 原産地:中国 落葉広葉低木 江戸時代に渡来し、北海道から九州まで幅広く植えられている。 赤い色が、蘇芳染めの色に似ていることから名前が付けられたそうですが 蘇芳染めのスオウは、同じマメ科でも黄色い花が咲くそうです。
ワスレナグサ 2006-04-13 21:47:34 | 花おりおり ワスレナグサ(勿忘草) ムラサキ科 (ワスレナグサ属) 少しはかなげな青い星のような勿忘草の花が咲き出しました。 多年草というものの、こぼれ種が少し育った頃に鉢に移植して越冬させると シッカリとした苗になりよく咲きます。 ”ドイツの伝説” ドナウ川の岸に咲くこの花を、恋人ベルタに送ろうとして 摘んでいた騎士ルドルフが誤って川に落ち、花を恋人に投げて 「私を忘れないで!!」と叫びながら流れに飲み込まれてしまった。 それからこの花の名前は勿忘草となった。 原産地:ヨーロッパ 花言葉:私を忘れないで 和名 :エゾムラサキ
シジミバナ 2006-04-12 17:36:18 | 花おりおり シジミ花 (バラ科) シモツケ属 ユキヤナギの八重かしらと思うくらいユキヤナギに似ていますが、 (ユキヤナギは枝垂れますが、シジミ花は枝垂れません) 沢山ある八重咲の花のなかで、最小の部類。 花径は1㌢足らずと小さく中心部は緑色。 花の中央が凹み、それを笑くぼと見て、漢名は笑靨花(しょうようか) 和名は、小白花の形がシジミの肉に似ているとして、シジミ花 原産地:中国 耐寒性・耐暑性もある。 可愛い花なのに・・・少し可愛そうな名前です。