シシウド

シシウド　（セリ科）　　シシウド属
道ばたや林の中で白い可愛い日傘が・・・・
傘を広げたように咲くシシウド。
全体がウドに似ていてウドより大きく（猪しし）が食べる大きさ
ということからシシウドと名づけられた。
日本全土に自生する多年草。

根は漢方の生薬（独活”どっかつ”）として利用されている。

レンゲショウマ

レンゲショウマ　（キンポウゲ科）
御岳山へレンゲショウマを見に行ってきました。
昨年は８月上旬に行きましたがまだ早く１分咲きだったので少し時期を遅らせました。
混むだろうと平日にしたのですが・・・・大変な人出でした。
５万株の群生・・・素晴しい～
人は多くて賑やかですが花はあくまでもヒッソリとうつむき加減に咲いていました。

花が蓮の花に、葉がサラシナショウマに似ているのでレンゲショウマ。
太平洋側の山地の落葉林内に生える。　多年草

平家の落人の女官を思わせる内に秘めた気品があり魅力的な花です。

ホウセンカ

ホウセンカ　（鳳仙花）　　オミナエシ科
子供の頃から馴染み深い花、鳳仙花。
花より熟した実を取り手の中ではじける”こそばゆい”感触が面白く
実を取っては楽しんだものです。
今でも実を見るとつい手にとって見たくなります＾＾

小学校の頃理科の実験で色水実験をして赤くなった葉を面白く眺めた記憶・・・
今でもそんな実験があるのでしょうか？

原産地：熱帯アジア　　一年草

オミナエシ

オミナエシ（女郎花）　　オミナエシ科
秋の七草でお馴染のオミナエシ。
軟らかな黄色・・・スクッと伸びた姿・・・風に揺れていると
何となく秋風を感じさせてくれます。

延喜年間（９０１～９２３年）の頃から「女郎花」と書くようになったといわれているそうです。
日当たりのいい山野の草地に生える・・・・
といっても最近では野生の花を見たことがありませんが・・・・。
日本人好みなのでしょうか？栽培は平安朝の頃から行われていたそうです。

東南アジア一帯に分布する多年草。

タカサゴユリ

タカサゴユリ（高砂百合）　　ユリ科
真夏にテッポウユリに似た楚々とした花を見せてくれる。
花の感じは弱々しい感じですがかなり頑強で路傍、道路の法面、石垣の隙間など
かなり劣悪な状態にも耐えられるようです。

原産地：台湾　　観賞用に大正時代に導入され繁殖旺盛で野生化している。
別名　：細葉鉄砲百合
花　　：花は横からやや下向きに咲く。
　　　　白色で外面の特に中筋にそって紫褐色を帯びる。

風によって種子を飛ばします。
我が家でも何時からともなく庭の一員となりました。

月夜に墓地でベルが鳴る メアリ・H・クラーク

久しぶりにクラークを読む。
写真家のマギーはあるパーティーで別れたままだった継母に再会。
短い間だったが心を通わせあった大事な継母。
喜びもつかの間、彼女は殺されてしまう。
彼女の家と、彼女が入居しようとしていた高齢者用マンションで相次ぐ悲報。
マギーは解明にのりだす。
早すぎる埋葬を防ぐ為に棺に付けられるベルを次に鳴らすのは・・・・
読み始めたらやめられない面白さ！
★★★★★

マムシグサの実

マムシグサ　（サトイモ科）　テンナンショウ属
４～６月ごろ暗紫色の仏炎苞の花を咲かせます。
花は地味ですが夏になると目の覚めるような真っ赤で鮮やかな実が自己主張しています。

マムシグサの仲間は一応雌雄異株ですが、
しばしば性転換をすることが知られています。
球茎（イモ）は、はじめ雄株でタップリ栄養が溜まると雌株になります。
けれど、実をつけた雌株は栄養を使い果たし、翌年は雄株になります。
子孫を残すことの知恵というかその不思議さを感じさせられます。

ゲド戦記 （映画） 宮崎吾郎監督

気になっていた『ゲド戦記』を娘と見てきた。

娘「言いたいことが多すぎて？喋り過ぎて、本当の言いたい事が伝わりにくい。
　　まるで長渕の映画みたい・・・」
私「ゲド戦記と言うからゲドがもっと活躍するのかと思ったら・・・主役は誰？」
娘「父と同じような主題を持ってくるから、どうしても比べてしまう。
　　父に挑戦なんて・・・無謀すぎる」
私「あの竜・・・鋼鉄で出来たような竜でかっこ悪かった～
　　竜は日本的な竜のほうが好き！　西洋の竜でももっと何とかならない？」
私「原作は面白いのかな～」

ナド等、話は尽きませんでした。期待を裏切られた？（期待が大きすぎた）感じの映画でしたが、
良きにつけ悪しきにつけ話題性はあります。

ムクゲ

ムクゲ　（アオイ科）
夏を彩る花、温帯のハイビスカス？？？といえるムクゲです。
韓国の国花。韓国では無窮花（ムグンファ・永久の花）として愛されています。
原産地：中国、耐寒性、耐暑性に強い。落葉低木。
花期　：７～１０月
花　　：紅紫色、白、ピンク、花の底が紅色ナド多様。
　　　　一重咲き、半八重咲き、八重咲き、
　　　　一日花ですが次から次へと咲き花期が長い。

ヘクソカズラ

ヘクソカズラ（屁糞蔓）　　　アカネ科
なんて可愛い～・・・と、摘んでビックリ・・その悪臭に驚かされます。
花自体には匂いはありませんが、摘んだり揉んだりすると名のとおり
”屁糞”の臭いがします。

日当たりのいい藪や草地、フェンスなどに絡みついている
普通に見られるつる性の多年草。
花期：８～９月
分布：日本全土
秋には金茶色の実がつき、冬枯れの山野でよく目立ちます。

　くだらぬ　物思いをば　やめとせむ
　　　　　　　　　何か匂うは　屁糞蔓か
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若山牧水
　秋されば　へくそかずらの　花にさへ
　　　　　　　　　薄紅の　いろさしにけり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾山篤二郎