絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

ミツバツチグリ

2007-04-09 14:50:39 | 花おりおり
ミツバツチグリ(三葉土栗) バラ科  (キジムシロ属)
三つ葉に黄色い花、キジムシロとミツバツチグリは
一見分けが付かないくらい似ています。
小葉の数や毛の有無、匐枝の有無が区別点になるのだそうです。

ツチグリに似ていて葉が3小葉なのでついた名前。
山野の日当たりのいいところに生える高さ15~30cmの多年草。
地下に肥大した根茎があり匐枝をだす。
匐枝に付く葉はすこし小さい。
花は1.5~2cmキジムシロよりすこし大きい。

分布:日本全土
花期:4~5月

☆西日本に多いツチグリは小葉が3~7個で、
 裏面に白い毛が密生し、匐枝はださない。
 根茎は焼くと栗のような味がし、生でも食べられる。
 土栗の名はこの根茎から付けられたもの。
 しかし、ミツバツチグリの根茎は食べられない。

ヒトリシズカ

2007-04-08 10:52:21 | 花おりおり
ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科  センリョウ属
林の縁で限りなく静かに花開く花ヒトリシズカ。
白く清楚な花を静御前にたとえたものだそうです。
義経を追い吉野を行く静御前の姿が偲ばれます。

一人は花穂が1茎に1個付くことから。
花弁も萼もなく雌しべ1個と1~3個の雄シベだけ。
(白い花糸が雄シベ)

分布:北海道、本州、四国、九州
花期:4~5月
別名:ヨシノシズカ


オキナグサ

2007-04-07 23:01:59 | 花おりおり
オキナグサ (キンポウゲ科) オキナグサ属
立川昭和記念公園は今花盛り・・・春爛漫・・
人も花盛りですが、こもれびの丘は地味な野草が
ところどころに花を咲かせているだけなのでヒッソリ・・・
ゆっくりと散策できます。
そこでオキナグサに出会いました。
白い毛に包まれた蕾、濃紫色の花は下向きに咲き
笑顔を見せてくれません。カメラを上に向けやっと笑顔を拝見。
能面の微笑のようです。

<翁草>そう果は沢山集まってつき、先端に花の後
     長さ3~4cmに伸びて羽毛状になった花柱が残る
     この羽毛状の集まりが老人の白髪に例えたもの。

分布:本州、四国、九州、朝鮮半島、中国
花期:4~5月

エンレイソウ

2007-04-06 14:51:46 | 花おりおり
エンレイソウ (延齢草) ユリ科 (エンレイソウ属)
大きな葉に囲まれ慎ましく咲くエンレイソウ。
山野では目立たない花ですが、濃紫色の花に気品があり心惹かれます。

落葉樹林の林床、谷筋に生育する多年草。
葉の長さ6~15cm3枚茎の頂端に輪生する。
中央に褐色を帯びた緑色から紫褐色の目立たない花を咲かせる。
花は横向きやや下向きに咲く。
花弁に見えるのは外花被片。
延齢草の名前は根茎を胃腸病の薬として用いたからのようですが
毒草だそうです。毒も使いようで薬となる例のようです。

分布:北海道から九州、樺太 
   北海道には白花(深山エンレイソウ)が多いようです。
花期:4~5月

花海棠

2007-04-05 22:23:44 | 花おりおり
花海棠 (バラ科)
桜が散り始めると咲き出す海棠。
花の柄が長く花が下向きに咲く恥ずかしがり屋さん。
ばら色に頬を染めた花は俯きに咲きながらも華やかな雰囲気です。

江戸時代初期に中国から渡来。
それより前15世紀に渡来した実の大きな「実海棠」に対して
花が美しいので「花海棠」と名が付いた。

原産地:中国  落葉低木
花期 :4月

蔓性黄花踊子草

2007-04-04 16:29:18 | 花おりおり
蔓性キバナオドリコソウ (シソ科) オドリコソウ属
お不動さんで咲いていたオドリコソウです。
斑入りの葉が珍しく、又地を這うように蔓が伸びていました。
調べて見ると、日本のものではなく外来種で、園芸用のようです。

花の形が笠をかぶった踊り子の姿に例えたものだそうですが
普通のオドリコソウと同様茎の周りをぐるり・・・
輪になって踊る姿が可愛いです。

ムサシアブミ

2007-04-03 18:09:46 | 花おりおり
ムサシアブミ (サトイモ科) テンナンショウ属
久々に高幡不動尊にお参りしました。
雨模様の今日は参詣者も少なく静かでゆっくりと境内を散策。
カタクリは日が照っていないので静かに閉じていました。
ふと眼に止った花、ムサシアブミ。
なんて個性的なんでしょう・・・・。

仏炎苞の形が昔、武蔵の国で作られた鐙に似ていることから
「武蔵鐙」の名が付いています。
海岸に近いやや湿った林内の生える多年草。
仏炎苞は暗紫色から緑色まで変化があり、白いすじがある。

分布:関東地方以西、四国、九州、朝鮮半島。
花期:3~5月

ガビチョウ

2007-04-03 01:48:27 | Weblog
早朝の散歩が愉しい季節になりました。
繁殖期に入った鳥たちのさえずりが心地いい・・・。
高くてよく通る鶯の声を掻き消すかのごとく大きな囀り・・・
ガビチョウです。
ツグミくらいの大きさで眼の周りから眉毛のように伸びる
白い隈取が目立つ鳥です。
他の鳥のさえずりを真似ているような気がしますが、
美しい囀りです(ただし、けたたましいのが欠点?)
中国南部、台湾、インドシナに分布
1996年ごろから浅川近辺で見られるようなり、
今はかなり増えているようです。
在来種への影響が懸念されているようです。

アオキの花

2007-04-02 00:21:02 | 花おりおり
アオキ (ミズキ科) アオキ属
紫褐色で目立たない花ですが、よく見ると忍者の手裏剣に似ている。
小さな手裏剣・・・誰に向かって投げる???

アオキは日本の照葉林を代表する低木で、何処でも普通に見られる。
日陰でもよく育ち、林内に多い。
雌雄異株。実は赤く熟し冬場、鳥の餌となる。
枝は数年間緑色なので「青木」の名が付いた。

分布:宮城県以南の本州,四国,九州,朝鮮半島の暖地。
花期:4月

クサフジ

2007-04-01 18:05:56 | 花おりおり
クサフジ (マメ科) ソラマメ属
線路と道を隔てるフェンスに絡んで咲くクサフジ。
青紫色の花がまぶしい・・・・。

花期は5~9月だそうですが、
日当たりのいい線路沿いなので早く咲き出したのでしょう。

山野の日当たりの良い草地や林縁などに生える蔓性多年草。
花は青紫色で長さ1.5~3cm。 豆果は長さ2~3cm。

分布:北海道、本州、九州
花期:5~9月