YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

紅葉始まる

2020-10-24 08:27:00 | 生物の不思議・生命の神秘
 



通勤路にある小さな森。
わずに紅葉が始まりました。
このところの冷え込みと昼夜の寒暖差でいつもよりはっきりした色合い?

去年の11月1日↓



どうだろう?
もう少し様子を見たいと思います。



寒くなってくると、葉の中にあるクロロフィル(緑色の色素)が分解され、もともとあったカロチノイド(黄色い色素)が目立つようになります。これが黄葉です。



また、冬に備え、「離層」というコルク質の物質が葉の根本と枝の間に作られます。これによって養分や水分が行き渡らなくなった葉は、やがて枯れ落ちます。そうすることで、養分や水分が幹に集められるという、寒い冬を生き延びるための知恵。

葉にあった養分は戻ることができなくなり、そこに日光が当たると成分が変化します。糖が変化してできるのがアントシアン(赤色の色素)です。


つまりはこれが紅葉。アントシアンは糖がないと作られないので、すべての植物が「紅葉」するわけではありません。

また、日中は葉にたくさんの日光が当たり、夜は離層の形成が進むように気温が下がること。つまり秋になり、よく晴れて寒暖の差が大きくなるほど美しい紅葉が見られます。



予報では今年の紅葉の見頃は例年よりも少し遅くなるということですが、ここからの冷え込みと天候では美しい紅葉を見られるかもしれません。




とりあえずは、三ツ池公園にでも足を運んでみようかなあ。

最近、すっかり出不精気味な生活。この週末は少し行動的に過ごしたいです。
皆様も良い週末を!!




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これなぁ〜んだ?〜花粉のお話〜

2020-08-27 07:03:00 | 生物の不思議・生命の神秘



これなぁ〜んだ?

ダニじゃないですよ。
菌やウイルスでもありません。

なつかしの「もやしもん」のように顔を描きたくなるかわいさ♪

正解は…




昨日紹介したランタナの花粉!!

ものすごく小さいんです。300倍の顕微鏡で撮影したものをさらにトリミングして拡大してあります。

顕微鏡はこんな感じでスマホで撮影します。




スマホのカメラを接眼レンズに少しずつ近づけていくのです。

その際スマホのカメラは少しズームをかけておくほうが良いようです。片手にスマホ、片手で顕微鏡の調節ネジを握り、ピントの微調整して撮影します。

カメラが少しでも傾くとフレームアウトするのですが、割と綺麗に撮れるものです。

ヨウシュヤマゴボウの花粉も似たようなタイプでした。




今年、職場でたくさん咲いたジニアの花粉はこんな形




ヒマワリの種のような形はナスの花粉。



それぞれ受粉しやすいように考えられた形なんだろうなぁ…

きっと相手先のめしべの柱頭の構造も、これらの花粉に合わせて様々なんだろうなぁと…

楽しくなってたくさん撮影してみました。



左側の花粉は大きくて、形もはっきり見える、「観察向き」なものとなっています。

右側は小さかったり、形が不鮮明で見えにくいかなぁと…

どれも光源付きの児童向けの顕微鏡で100〜300倍で撮影したのち、トリミングしています。



これらの花粉が雌蕊について受粉することで始まる命。

今日も11歳のお客様と花粉の観察をする予定。生命の神秘を少しでも感じてくれたらいいなぁと思います。

新しい生活様式に合わせ、職場でもさまざまな発想の転換が迫られる中ですが、お客様たちにはこれまで通り、たくさんの体験をして欲しいとあれこれ工夫。これを契機により良い形が生まれたり…。「災い転じて福となす」、変化に要するエネルギーは膨大ですが、どうせなら良い方向に変化させていきたいものです。






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ヒイラギいろいろ

2020-02-02 18:22:00 | 生物の不思議・生命の神秘




まもなく節分。

ヒイラギと聞いて、何を想像しますか?
節分に飾るヒイラギとイワシとか、クリスマスに飾る赤い実がついた葉っぱとか…?

それとも葉のふちのトゲトゲ?
ある意味これが核心に近いのでしょうか?

ヒイラギという名は、葉のふちに触れると痛いことから、ヒリヒリ痛むという意味の「疼く(ひひらく)」が語源と言われています。



ヒイラギはモクセイ科の樹木で11〜12月頃、写真のような白い花を咲かせ、6〜7月になると暗紫色の実が熟します。

葉の知名度に比べると、花の印象はだいぶ薄いのかなぁと思います。

一方、クリスマスに飾る赤い実のついたヒイラギはモチノキキ科のセイヨウヒイラギ。種類が違うんです。


英名ではずばり「クリスマスホーリー」。そもそもクリスマスはキリスト教の行事。その時に飾るセイヨウヒイラギは、キリストが処刑された時に身につけていたイバラの冠を表しているとのこと。緑の葉は永遠の命、赤い実はキリストが流した血なんだとか。

ちなに、この季節はヒイラギナンテンの黄色い花も咲いています。こちらはメギ科。


ヒイラギは、ヒイラギでもいろいろとあるんです。

さらに、こちらはモクセイ科のヒイラギモクセイ。ヒイラギとギンモクセイの雑種になります。



オレンジ色のキンモクセイは有名ですが、それとそっくりな白い花を咲かせるのがギンモクセイです。

キンモクセイ↓




相当ややこしいのですが、つまりは葉のふちがトゲトゲしている植物には「ヒイラギ(疼く)」という名が使われているようです。

節分に使うのは、葉の刺で鬼の目を突く(魔除け)という意味らしいですから、ある意味どのヒイラギを飾っても問題ないような気がします(笑)
正確には最初に登場したモクセイ科のヒイラギですのでお間違いなく!!

しかし、油断をすると…




なんと年老いたヒイラギの葉は丸くなるんですって∑(゚Д゚)

 

最後におまけ


こちらの魚もなんと「柊」。
成魚で15cmほど。体型が木の葉型で周りに棘があるのが名前の由来。やっぱり棘なんです!!


…というわけで、最後までややこしい「ヒイラギいろいろ」なお話でした。




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木の実の保存〜コレクション編〜

2018-10-05 13:06:48 | 生物の不思議・生命の神秘


拾い物が日に日に増える今日この頃(笑)

我が家の「『木の実』用の蒸し器」が大活躍。もともとは、おこわをふかすためには使っていたものなのですが、今ではこんな大きな蒸し器は必要なくなり、贅沢にも木の実用に払い下げ(^^;;

どんぐり以外は、必ずしも加熱の必要はないのですが、とりあえず殺菌効果を狙って、拾ってきたものは、まとめて洗って、蒸し器へ投入!蒸気があがったら、だいたい10分くらい蒸してます。


※どんぐりは虫退治というよりも、種の成長を止めて長持ちさせることが大きな目的

さそし何より大切なのは。この後、しっかりと乾燥させること。これを怠るとカビが生えてきます。

考えてみれば、茹で栗みたいなものですからね。表面だけならすぐに乾きますが、完全に中まで乾くには1〜2ヶ月も乾くようです。その間は密閉するのは避けたほうが無難です。また、密閉する際には、乾燥剤も一緒に入れることをお勧め。



通販や100円ショップで売ってます。

最近は、種類ごとに小瓶に入れてコレクションしてます。特になかなか拾えない珍しいやつは長く取っておきたいです。



これは、日本最大級のどんぐりオキナワウラジロガシ!!

もちろんよく拾えるやつも役に立ちます。
必要に応じて職場で展示したり…



毎年、同じものを使いまわしていても、一年経つと意外と新鮮に見えるようです(笑)

そのためにも、乾燥が大切。
去年はせっかく拾ったドイツトウヒを半分カビさせてしまったので、今年は吊るして乾かしてみることにしました。



クロマツの松かさはすぐに乾いて開いてくるのに、ドイツトウヒはなかなか傘が開きません。
さて、どうなる???

木の実の保存はとにかく乾燥!!!



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千日紅のぐるぐる

2018-10-04 19:16:33 | 生物の不思議・生命の神秘


今年の夏、かなりダレ気味だったマイガーデンに色を添えてくれたセンニチコウ。

秋になって花は小さくなったけれど、いまだ元気!!
シジミチョウがよく遊びに来てくれます。
遊びというよりは食事かな?

よく見るとこの花、うずまきぐーるぐる



花火みたいな白い(黄色い)部分が花。中心に近いいくつかは、萼が付いているのですが、外側(下側)はすでに枯れ落ちているようです。

ちなみに、花びらのように赤い部分は苞なんだそうです。

花が終わった後も苞は残るのですが、そういえば、種はどんな風にできるんだろう?
ちゃんと観察したことがなかったので、後でじっくり見てみたいと思います(^^;;



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