YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

シマツユクサ

2011-07-26 16:52:48 | 八重山2011夏
【八重山の動植物10】

シマツユクサ

旅の途中で気になっていたツユクサは、やはり横浜でいつも見ているものとは別種で「シマツユクサ」と言う名がついていました。
世界的に見ると、こちらのシマツユクサの方が広範囲に分布していて有名人のようです。見つけたとき、亜種かなあ、なんて思ったんだけど失礼な話でした(^^;

ツユクサの仲間はほかにもかなりの数があるようで、コアなファンがいることも知りました。世の中知らないことばかりです。

クモの子を散らす

2011-07-25 18:22:00 | 八重山2011夏
【八重山の動植物9】

クモの卵のう

卵のうとは卵を産みつけるための袋のことです。よく話題に上がるのはカマキリの卵のう。あの塊の中にいくつもの卵が産み付けられています。

クモもほとんどの種が卵のうに卵を産み付けます。卵のうの形は種により様々。吊り下がっているもの、蜘蛛の巣にひっかかっているもの、母蜘蛛が持ち運ぶもの。いずれにしても孵化が始まると、中から蜘蛛の子がどーっと。



白浜の林で見つけた卵のうは和菓子の最中を小さくしたような形でススキ(たぶん)の葉裏にくっついていました。ネットで調べてみましたが、あまりにたくさんで調べきれませんでした(^^;

クサグモの仲間説もあるのですが、分かる方いらっしゃいましたら教えてください。



おまけ
今日はお友達が遊びに来てくれたので沖縄ランチ。
冷製ゴーヤ肉味噌パスタ、
イカ墨じゅーしぃ、
ゴーヤ入りオニオンサラダ、
お刺身、
海ブドウ、
ガーリックポテト。

デザートにはマンゴーとピーチパインをいただきました。満腹(*^^*)

八重山のチョウ

2011-07-24 09:45:59 | 八重山2011夏


【八重山の動植物4~8】

リュウキュウアサギマダラ
スジグロカバマダラ

八重山でよく見かけるマダラチョウ科のチョウ。派手な色とゆったりした飛び方は、目をひきます。なんでこんなに目立っているのかというと、体内に毒をもっているために、自分は食べれないということを外敵にアピールしているんだそうです。写真は撮れませんでしたが、日本最大の蝶、オオゴマダラも同じ仲間です。あの南国チックなふわふわとした飛び方には理由があったんですね。

ちなみどうやってに体内に毒を蓄積させるかというと、幼虫のときに毒のある植物を食草としているそうです。生まれつきではなく、植物を利用しているというところがおもしろいです。長い長い年月の中で、このような形質を手に入れた過程を思うと自然界の絶妙な成り立ちにただ、ただ感動。畏怖のようなものすら覚えます。



カラスアゲハ

全国的に見られる蝶ですが、地域差がかなりあります。最近はヤエヤマカラスアゲハと分類する動きもあるそうです。赤い斑が目をひきます。





キチョウの仲間とシロチョウの仲間。なかなかじっとしてくれないので、素人の私には判別できず(^^;

他にもツマベニチョウやスミナガシ、イシガケチョウなど本州ではお目にかかれないチョウたちに出会えました(*^^*)

足は何本?

2011-07-23 08:01:57 | 八重山2011夏
【八重山の動植物3】
スジグロカバマダラの足

「昆虫の足は6本」と習うの小学3年生。しかし、4本足のチョウがいます。思い込み大王のわたしは、文献で読むまで、実はよく見かけるジャノメチョウが4本足であることに気づいていませんでした。

今回の旅で、このスジグロカバマダラも4本足と教えていただき、見てみるとたしかに4本。もう2本もあるにはあるのですが、退化して小さく胸にくっついていました。

改めて今までの写真を見てみると、たしかに4本足で写っているものがあります。観察者失格~(^^;

で、ネットで調べてみたところ、日本にいるチョウ8科のうち、タテハチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科の3科のチョウは、1対(2本)の前脚は退化して小さくなりひげのように体についているとありました。その数3/8です。そんなにΣ( ̄□ ̄;)


この退化した足は、葉や小枝などにぶら下がる役目はせず他の2対4本でつかまるみたいです。しかし前脚にもは味覚器という大事な役割があります。匂いや味などを感知したりする場合には役立つようです。餌を吸うときに前脚を「ちょん」と餌に着けたり、産卵時に食草を前脚で叩いたりするとありました。

へぇ~

シュモクバエ

2011-07-22 05:55:50 | 八重山2011夏
【八重山の動植物2】
撞木蝿(しゅもくばえ)

撞木とは.仏具や鐘を打ちならす棒のことで多くはT字型をしているそうです。
シュモクザメというサメは頭の部分が,左右に張り出して,上から見るとT字型をしているからこの名前がついています。

では、シュモクバエはどうかというと眼柄(蟹の目のがついている柄の部分)が左右に張り出しそね先に複眼があります。この柄は口から空気を取り込んで伸ばしているらしいとありました。で、目がT字型に飛び出しているので撞木蝿。

シュモクバエは種名でなく、科名。熱帯地方に多く,アフリカや東南アジアなどに多く、世界では約350種ほどいるだろうと考えられています。日本には、写真のヒメシュモクバエが石垣島、西表島にのみ生息とあります。渓流の大きな岩の上に棲むとあり、まさに発見した場所と同じです。体調わずか6mm。写真もぼけぼけ(^^;

両目間の幅が広いほどメスにもてると言われ、。繁殖期は夜中にみんなで集まって、メスの前でオス同士が頭を付きあわせて目の幅を比べあうのだとか。

ただし、そのような行動をする種は、オスの眼柄のみが発達し、メスはそれほど離れていないものが多いそうです。ヒメシュモクバエは、肉眼で雌雄を見分けるのは困難なくらい、雌雄が似ているそうです。そしてオスどうし目を合わせて競う様子も観察されていないとのこと。

それにしても変な形をしたハエですが、ハエらしく手足をこすり合わせたりしていました。夜中に「目の幅コンテスト」をやっていることを想像すると、なんだか笑えます。