YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ゆうな

2011-07-21 07:03:03 | 八重山2011夏
【八重山の動植物1】

ゆうなの名で知られるこの花、和名をオオハマボウといいます。
木の皮に繊維が多いので糸にして利用したことから、山麻と呼ばれることも。



咲き始めは黄色い花ですが、夕方にはオレンジに色を変え、花を落とすことから名がついたと図鑑にあります。が、実際に見てみるとそうでもないとの情報も。自分の目では未確認です。

昔は庭にこの木を植え、葉っぱをトイレットペーパーの代わりにしたそうです。てのひらサイズの丸い葉は、薄いけれど繊維が多く、1日干すとくしゃくしゃになり、それを丸めたり、伸ばしたりすると柔らかい紙状になるとか。

もちろん今ではそのような利用はしていませんが、「ゆうな」という名でトイレットペーパーが売られていて、その名残を伝えています。
風土が生きる商品名、goodだと思います。

旅の終わり

2011-07-20 10:15:21 | 八重山2011夏
那覇です。飛行機の燃料補給です。わたしも栄養補給。ブルーシールの紅いもアイス。

旅の終わりはいつもあっけないもの。どんなに長い旅も同じです。
夢のような時間は必ず終わりを告げるもの。ま、終わるからいいのかな。

それにしても、今回は長い楽園生活でした。日常に戻れるか心配です(^^;



昨日は最後の夜だったのでスペシャルデザート。





ツアーの途中でよってもらった農園のマンゴーです。



生き物の本も買いました。羽田まではこれを読みながら余韻に浸ります。

お世話になった皆様。ブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました(*^^*)

石垣の美しい海

2011-07-20 08:45:35 | 八重山2011夏
お昼ご飯です。ビーチへと移動。



これ全部、ガイドの奥さまの手作り!!
右手前のカツは新作なんだそうです。冷めてるのにチーズがとろっとしてます。幸せ~(。≧∇≦。)
麦茶にシークワーサーをいれても美味しいと教えてもらい、早速チャレンジ!意外な組み合わせでしたが、まったく別のさわやか飲み物になりました。







午後は海辺の探鳥と宮良川干潟での生き物観察。

このきれいな海の上をアジサシたちが気持ちよさそうに飛んでいます。







途中出会った鳥たち。

クロサギ。名前通りの黒いのもいますが、白色型の個体も多いので、不思議な命名。

天然記念物のカンムリワシ。人間にとってこの島が住みやすくなると、彼らにとっては住みにくくなるわけで…、どちらも居心地よく暮らせる道はないものでしょうか?

リュウキュウアオバズクの幼鳥。かわいすぎです。こちらを警戒して置物のように固まっていました。ごめんなさいと言いつつ、しっかり観察(^^;



宮良川のマングローブです。



ここではたくさんのカニが観察できました。
写真はオキナワハクセンシオマネキ。他にもヒメシオマネキ、ベニシオマネキ、ルリシオマネキ、ヤエヤマシオマネキ、オサガニ、ツノメチゴガニなど、とても覚えきれません。みんなハサミをふったり、バンザイを繰り返したり、せわしく動き回りながら干潟の泥から栄養分を濾しとっていました。

干潟観察の後は空港近くの遺跡がある森に探鳥に行きましたが、ちょうど草刈り中で、鳥たちは姿を隠していました。

文明と大自然が共に息づく石垣島。微妙なバランスを保ちつつ、今のまま美しい海を後世に残していけたらいいなあと思います。

沢歩き

2011-07-20 06:49:13 | 八重山2011夏
最終日となりました。台風の影響が心配でしたが、8:50石垣発の飛行機は無事出発できるようです。

長かった八重山の旅を締めくくったのは、昨日お世話になったシービーンズさん案内の石垣1日ツアー。

午前中は沢歩きに挑戦です。けっこう大きな石がゴロゴロしている水の中をジャボジャボと進みます。苔ですべる不安定な足場に、おっかなびっくり。のろのろとしか進めません。







おかげで(?)生き物たちにはたくさん出会えました。トンボの仲間、トカゲやカエル、大きなアマミナナフシ。



1時間半ほどかかり、目的地の滝に到着しました。マイナスイオン~!



お楽しみのおやつタイム♪いつもながら、この手作りケーキが美味しいのです。沢歩きで緊張していた分、いつも以上に美味しく感じます。



この滝は2段になっていて、後ろを見ると2段目の滝壺が見えます。迫力~。



たっぷり休憩した後は、来た道を下ります。行き以上に慎重に…。

枯れて朽たヒカゲヘゴ。中は空洞になっています。樹木ではなく、シダ植物だということが分かります。

どこかで見たことがあると思ったらランを着生させる材料として園芸店で売られているとのこと。



西表島から石垣島に戻ったとき、なんて「都会」なんだろうと思いましたが、一歩奥へ踏み込むと八重山の大自然に圧倒されるばかりです。