YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

款冬華(大寒初候)

2025-01-20 17:55:00 | 七十二候
1月20日〜24日(2025年)
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☀️横浜の日の出は6:47
🌙横浜の日の入りは17:00頃
⭐️下弦の月(22日)
今日の暦はこちら→国立天文台暦計算室
最新の星空情報はこちら→国立天文台(NAOJ)
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大寒初候
款冬華(ふきのはなさく)

季節は大寒に突入。
1年で最も寒さが厳しい季節です。
候は「ふきのはなさく」。
 
ふきのとうの可愛らしい姿がそろそろ見られる時期ですね。
 


蕗味噌にするならこのくらいがちょうどいいですね。
 
ふきのとうは場所によって花の時期が随分違う気がします。我が家の周辺では3月に入ってからだなぁ。
花が咲いたらこんな使い方も♪
 


 
 【季節の遊び】ピールアート
美しきピールアートの世界 - YNWC的な日常

美しきピールアートの世界 - YNWC的な日常

ピールアートという言葉に出会ったのは、金沢に遊びに行ったときのこと。普通は捨ててしまう果物や野菜の皮を生かしてオブジェを作り出す。内側にランプを入れると、果皮を...

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今の季節限定というわけでもないのですが、柑橘系の皮は手に入りやすい季節。ピールアートはオレンジの皮などを使った型抜き遊び。1週間くらいで乾いて硬くなります。
 
 
 
【季節の発見】イスノキの虫癭

ひょんなことから「ひょんの実」を磨く - YNWC的な日常

ひょんなことから「ひょんの実」を磨く - YNWC的な日常

ーーーーーーーーーーーーーーーー当ブログへようこそヾ(@⌒ー⌒@)ノ適当でのん気な管理人がお届けしているブログです。→初めましての方はこちらたまに内容に誤りがあったり...

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木の実に見えますが、アブラムシが作った住居です。葉っぱの落ちたこの季節には見つけやすいのですが、これを磨いてみたところ…。
 
 
 
【季節の遊び】ローズウィンドウ
 
なんちゃってローズウィンドウ - YNWC的な日常

なんちゃってローズウィンドウ - YNWC的な日常

本日は光と遊ぶお話。写真はスペインブルゴス大聖堂のなかの修道院の廊下。ステンドグラスって光を直接みることができる芸術ですよね。ブルゴス大聖堂はステンドグラスがこ...

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寒い毎日、暖かな日差しを感じられる窓辺の飾り造りはいかがでしょうか?
お花紙と厚紙で簡単な光のオブジェが作れます♪




今日もいい日になりますように♪


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雉始鳴(小寒末候)

2025-01-15 07:00:00 | 七十二候

1月15日〜20日(2025年)
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☀️横浜の日の出は6:50頃
🌙横浜の日の入りは16:55頃
⭐️下弦の月(1/22)
今日の暦はこちら→国立天文台暦計算室
最新の星空情報はこちら→国立天文台(NAOJ)
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小寒末候
雉始鳴(きじはじめてなく)


キジは日本の国鳥です。旧1万円札にも描かれている、大きくて色鮮やかな鳥。
そんなキジの手持ち写真がないなんて…。
 
今回の冒頭写真は、ブログを始めたきっかけの1つとなった、元YNWC(横浜ネイチャーウォッチングクラブ)の師匠チョビテレさんよりお借りしています。
 


キジはキジでもこちらは、キジバト(笑)
数年前の元旦に我が家のハナミズキの枝先にやってきたもの。
 
キジバトは羽の色や模様がキジに似ていることが名前の由来なんだとか。確かにメスのキジならこんな色合いかもしれません。
 
寒さも一段と厳しいこの季節、お肌の乾燥も気になります。そんな冬にぴったりな手作り化粧水。ローズマリーチンキはこの季節にもめっちゃ活躍中!
 
 


 
【季節の昆虫観察】手すり探検隊
 
 
冬の昆虫たちを観察するのにぴったりな場所が手すり!奇妙な姿の虫たちのたくましさにびっくりです。

 
 
 
【季節の植物観察】ロゼット(根生葉)
 


寒い冬、冷たい風を避けて、地面にべったりと張り付いている植物たちをよく見かけます。写真のように葉が赤くなるのは光合成を抑えるためなんだとか…
 
 
 
【季節の現象】霜
 


今年は霜や霜柱ですらあまり見ない日が続きます。霜って空気中の水蒸気が凍ったものなんですね。恥ずかしながら、この記事を書いた時まで、植物体から蒸散される水分が凍るのかと思っていました(^^;;
 
 
 
 
 
【季節のオススメ絵本】


凍らないし、雪も降らないそんな毎日。こちらの写真絵本で雪景色に浸るのも面白いですよー。
 
週末には雪予報もちらほら出ている(確率は低そうですが…)ので、この本でしっかり予習して、おかしな雪を探しましょう。
 
2019年の大雪の際、「おかしな雪探し」をした記録はこちら
 
 
今日もいい日になりますように♪


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水泉動(小寒次候)

2025-01-10 15:20:00 | 七十二候

1月10日〜14日(2025年)
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☀️横浜の日の出は6:50頃
🌙横浜の日の入りは16:48頃
 (13日:月と火星が接近/14日:満月)
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小寒次候
水泉動(しみずあたたかをふくむ)

「あたたかをふくむ」?
いやいや、まだ水は冷たいじゃないですかっ。そもそも二十四節気だってこれから大寒を迎えようというときになぜ???

寒くて辛い冬を乗り越えるため、「こんなに寒くても目に見えない地中では凍った泉がとけ出し、春の準備が始まっているよ」という、応援メッセージ的な候のようですが、実際、地下深くではそんな兆しがあるのでしょうか?

もっとも寒いからこそ、この季節の「水」は雑菌もなく、質も良いとされているようです。何事も悪い面ばかりではないということ。自然の恵みに対して感謝の気持ちを忘れてはいけませんね。


【季節の野鳥】冬鳥


冬の間日本にやってくる冬鳥の群れ。主にシベリアなど、日本より寒い地方から越冬のために長い距離を渡ってきます。彼らにとっては、この寒い日本も南国パラダイスなのか!?
水鳥はもちろん、木々が葉を落としたこのシーズンは、野山の野鳥の観察もベストシーズンです。



【季節のガーデニング】ミニミニアレンジ


暖冬とはいえ、寒い冬、部屋に花を飾ってほっこりしましょう。



【季節の昆虫】クサカゲロウ(越冬型)


カゲロウと言うと、「儚い」ことの代名詞のように使われますが、そのカゲロウとクサカゲロウは遠縁。羽化したあと、わずか数時間〜1日の寿命と言われているのはモンカゲロウやクサカゲロウの仲間。

クサカゲロウは、実は成虫で越冬します。通常は緑色の個体ですが、越冬型は褐色。枯れ草に擬態しているようです。しかし、通常はアブラムシの甘露や花の蜜を餌にするクサカゲロウぎ、どうやって寒い冬を乗り切っているのかは調査不足で、今のところ不明…(^^;;

こちらの記事を書いた時は、越冬型があることを知らなかったので最後に「緑色じゃないから違う種かも???」なんて書いてありますが、クサカゲロウで間違いないようです。今年はまだ見ていないので、ちょっと残念。





【季節のお出かけ】フクロウウォッチング


木々の葉が落ちた冬はフクロウが観察しやすいシーズン。とはいえ感染拡大防止が最優先の現状。いつかまた行ける日が来るまでの備忘録。








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芹乃栄(小寒初候)

2025-01-05 07:00:00 | 七十二候

1月4日〜9日(2025年)
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☀️横浜の日の出は6:51頃(1年で最も遅い頃)
🌙横浜の日の入りは16:45頃
  ※1月7日…人日の節句(七草がゆ)
今日の暦はこちら→国立天文台暦計算室
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小寒初候
芹乃栄(せりすなわちさかう)

季節は小寒。いよいよ寒の入り。
日の出は1年でもっとも遅く、寒さがいよいよ厳しくなります。

そんな様お季節ならではの楽しみは、氷の芸術!!



一部のシソ科植物にできる氷花(氷柱)!!

枯れた茎の中に毛細管現象で水が吸い上げられ、そこから染み出すことでできる氷

家の周りではあまり見かけない現象ですが、高尾山や大船フラワーセンター等で見ることができます。いずれも気温が上がると溶けてしまいますので
早い時間に見学するのがいいようです。



そして、氷の芸術といえば花氷!!!



毎年飽きもせず、気温が下がりそうな前日に、花氷の仕込み作業。しかしながら、ここのところ、なかなか気温が氷点下になりません。今年は作れるのか??? 



【季節の行事】七草粥


1月7日は人日の節句
七草粥を食べましょう!!


【季節の果物】キンカン


甘露煮もいいけれど、輪切りにしてジャム作りはいかがですか?
グラニュー糖を30%ほど加えてコトコト煮詰めます。水分は様子を見てちょっぴりと。皮が柔らかくなるには1時間近くかかりましたが、すごく美味しいですよ。



ちなみにこの季節、ヨーグルトにジャムと一緒にすり下ろし生姜を混ぜると、体が温まります。チューブのやつでもOKなので、騙されたと思って試してみてください。



食べる前によく混ぜること!


【季節の花】ロウバイ



うっかりしいると見逃してしまうのがロウバイ。早速探してみないとね。早ければウメも咲き出したり…


今日もいい日になりますように♪


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麋角解(さわしかつのおる)

2024-12-26 07:10:00 | 七十二候
12月26日〜30日(2024年)
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☀️横浜の日の出は6:49頃
🌙横浜の日の入りは16:36頃

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冬至次候「麋角解

今年も残りわずかになりました。
七十二候は麋角解(さわしかのつのおる)。

驚くことに、あんなに大きな鹿の角ですが、毎年秋に落ちて、生え変わるんだそうです。


生えてきたばかりの袋角@北海道博物館

生え始めた角は、「袋角」と呼ばれ、外側は毛の生えた皮膚なんだそうです。もちろんその下には血管も通っていますが、角がしっかり成長すると、血は止まり、皮膚は死んで乾燥するそうです。で、その部分を自分で木に擦り付けて剥がすと、中から見慣れた骨質の角が出てきます!!



上の写真でわたしが持っているのは片方が本物で、片方が作り物。薄い樹脂かシートでできているそうです。そっくりすぎて、どちらが本物だったか忘れてしまいました( ̄▽ ̄;)

わたしの後ろにいらっしゃる鹿男様が製作者。
プロの造形家はすごい!!!
詳しくはこちらの記事

そして、こちらは紛うことなき本物↓



学生時代の友人のお家の玄関に飾られた鹿の頭骨。この美品は彼女自身で作成したというから、これまた驚き。彼女は狩猟の資格を保有する狩猟女子なのです!!

お宅訪問させていただいた際、手作りの鹿角の指輪をプレゼントしてもらっちゃいました。自分で磨いたヤクジカのネックレスとペアで愛用してます



ところで、麋角っていうのは、どうやらトナカイとかヘラジカのことを言うらしいです。



え?ヘラジカが日本にいたのって、更新世とか、そんな時代じゃなかったかしら?

トナカイは、アイヌ語らしいけれど、昔は日本にいたのでしょうか?

ずいぶん前に前に網走の北方民族博物館の前で、繋がれたトナカイを見たことはありますが…(笑)



いずれにしても、こんな立派な角を毎年作っちゃうシカって生き物はなんで不思議なんだろう。

草を食べてるのに…

というわけで、季節は「麋角解(さわしかつのおる)」。クリスマスも終わり、早く年神様をお迎えする準備をせねば!!!






【季節の木の実】センダン



【季節の動物】冬こそムササビ


ムササビの繁殖期は年5回。6月と12月なんです。こちらの記事は元祖YNWCメンバーで、2014年に訪れた津久井湖城山公園でのムササビ観察会の記録。

大興奮の様子をぜひご覧ください!!

今日もいい日になりますように♪


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