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どこでも、入場する際に、ボディチェックがあります。兵隊のような服装の女性が女性を、男性が男性をチェックします。空港も同じですが、ここラール・キラーでは以前、テロがあったそうです。
デリーには世界遺産が沢山あり、細かく計画だてて回っていなかったので、ホテルを出発するのは、のんびりと10時過ぎだし、1日1~2箇所という感じでした。あの交通事情で、いくつもの世界遺産を回るのは、至難の業です。というか、私達があまりにものんびりしすぎのうえ、世界遺産内のベンチなどで、ゆっくりとのんびりと座ってしまったりしたものですから・・・午後に買い物に行こうとすると、時間がなくなるのです。私はとてもラッキーなので、雨季なのに外出中は一度も雨には降られず、埃っぽくもなく、そんなに暑くもなく、とてもラッキーだと言われていました。
お昼は一度、サウスデリーのSelect City Mall という巨大ショッピングモールで食べました。ここはインドだったか?というのを忘れるほどの新しく綺麗なモールでした。色々な店が沢山入ってますが、綺麗すぎて、買う気が失せました。このモールの駐車場は広すぎるほど広いので、すぐに駐車できます。また、デリー滞在中も日本人には会う事はなかったのですが、このラール・キラーで会った日本人カップルがラジャスターン州政府の食堂って行ったことありますか?と言っていたので、ヒントを得て、州政府の食堂に行ってみました。普通の旅行者は行けないだろう・・・位の、政府関係者やその辺の会社員達で満員の食堂でした。80ルピーで、北インド用のランチがたらふく頂けます。お水もヨーグルトも出してくれますが、それは飲食しませんでした。回転が速いので、食材も安心だから大丈夫!という神経細やかな友達のOKがあって、訪れましたが、とても回転が速く、いつも満席でした。
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インド門とか国会とか、政府機能のある場所は、車で見て、ちょっと停車してみたりしましたが、デリーの観光の名所はほとんどが、異国から来たイスラム圏の影響の強という建物ばかりです。インド古来のヒンディイズムの残る世界遺産はどこなんでしょうか???やはり寺院しかないのかな・・・と。
クトゥブ・ミナールというサウスにあるミナレット(塔)で有名な世界遺産に行きましたが、ここにはモスク(イスラムの)があり、ヒンズー教徒に勝利したことを記念して奴隷王朝のクトゥブウッディーン・アイバク皇帝が立てたそうです。つまり、今でも8割以上がヒンズー教徒のインドで、世界遺産とされているものは、なぜか?イスラム色の強いものばかりです。そこをインド人たちも愛しているというのが、不思議でもあります。ハウス・カスという遺跡も行きましたが、そこもアラブ色の強い建物の廃墟でした。そこの周囲のお店は、とてもお洒落なお店で、外国人には知られてないようでしたが・・・私も、時間がないというか・・・連れの都合もあって、ウロウロとできなかったというか・・・。
インドに来て、どこもイスラム色が強い観光地ばかりなので、何かが違う・・・と思っているのは私だけでしょうか???でも、当のインド人たちは、疑問はないようです。それもインドの過去だからでしょうか?今もイスラム教徒は居ます。突然、夕日に向かって、床に這い蹲るようにお辞儀とお祈りをしている集団を空港で見た時は、びっくり仰天しました。いきなり集団で床にひれ伏しましたから・・・ちょっと、見ていてはいけないような、気さえします。
普段、観ることのない世界、人々を観れるのがインドです。ブッダが生まれたインドなのに、仏教徒は1%くらいしかいないそうです。一体、どうゆうことなんだ!!!と思いました。ダライ・ラマがお住まいなのも、ダラムシャラーというヒマラヤの方のインドの町です。色々な宗教と人々がいて、あり得ない常識や価値観も存在していて、混在していて、本当に理解できない事も沢山あって、でも、違いすぎて、魅力があります。あり得ない・・・信じられない・・・と思いつつも、なぜだか・・・近づいてしまうのがインドなんです。
最近のデリーは地下鉄がサウスデリーにも乗り入れしたり、地下鉄網が完成されつつあるそうで、次回は渋滞に関係なく、地下鉄で1日チケットとかを買って、移動するのもいいな、と思います。日本と韓国が共同で開発した地下鉄だそうです。女性専用者もあるそうで、安心ですね。交通手段さえクリアすれば、時間を有効に使えるでしょう。
そして・・・女性同士では歩かないこと、必ず頼りになる保護してくれる男性と一緒に行動することが、女性には肝心です。これはMUST!だと思います。女性一人で歩くのは、あまりにも異質ですから。女性ガイドが居ない理由が、インドに行って初めて理解できました。女性ガイドが存在しないのではなく、出来ないのだと思いました。女性一人旅で行く人がいたら、相当の覚悟と準備と用心をして行ってもらいたいと思います。肌が白いだけでも目立つ上に、女性一人で居るだけで、もうリスクが高まります。インド女性は一人で行動している人は働いている女性以外は外ではあまり見かけないです。独身の時は父親や兄弟が、結婚したら、夫と一緒に行動するというか、保護されるものだそうです。だから、女性ドライバーも見かけないのでしょう。日本とはあまりにも違うので、行ってみない事には、わからないことでした。。。ここは、江戸時代???という位の封建的な慣習や信念が生きていますから・・・。
それゆえ、古来からの風習・習慣・信念が生きていて、昔と変わらぬ伝統を保ち続けられるのだとも思います。不思議、不可思議すぎます。。。