ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『ゾンビアス』―1

2020-05-18 16:16:23 | 日本映画










 
『電人ザボーガー』の井口昇 監督による2011年公開のR15+指定映画。恐ろしい寄生虫により誕生した排泄物まみれのゾンビ=ウンデッドが、キャンプを楽しみにやってきた若い男女を襲う!

……という設定に全てが集約されてます。エロ、グロ、ナンセンスの三拍子揃った本作こそが、井口昇監督の真骨頂。私は決してファンじゃありませんw

エロは勿論ナンセンスも大歓迎だけど、グロの要素だけはどうしても好きになれない。ただし受けつけられないほど苦手でもないから、良くも悪くも大してグサッと来ないワケです。

だけどこの『ゾンビアス』は、井口監督が「アイドル映画のつもりで撮った」と仰ってるだけあり、若手女優陣がとにかく素晴らしいです。

初々しいヌードとシャープなアクションで魅了してくれた主役の中村有沙さん、シャワーシーンにレズシーン、半ケツ披露と頑張ってくれた菅野麻由さん、おっぱい要員なのに脱糞シーンでお尻も全開してくれた護あさなさん、童顔なのに誰より強い眼力で悪役を怪演してくれた奥村優希さん。

みんな例外なくお腹を下してウンチを我慢する演技、おならを連発する演技までやらされ、おまけに闘う相手は糞尿まみれのゾンビたちですから、さぞかし地獄の撮影現場だったろうと思いきや、メイキングを観るとクランクアップが寂しくて泣いちゃう位に皆さん、心底から楽しんでおられる!w

そこまでやらなくたって仕事は他にいくらでもありそうな、華も実力もお持ちの女優さんばかりなのに、「あっ、出ちゃう!」「いやん、もう我慢できない!」「ぷう~っ!」「ブリブリ~ッ!」ですからねw

女優さんにそういう演技を楽しませてしまう魔力こそが、井口監督の売れっ子たる所以なのかも知れません。彼女たちにとって井口さんは、鬼監督どころか「癒し」の存在だと言うんだからホント驚きです。

それだけ、無邪気なお人なんでしょう。私は井口さんの出世作『片腕マシンガール』や『デッド寿司』『ロボ芸者』といったグロアクション映画を観て、如何にもマニア向けで海外市場を狙った「あざといヤツ」だと思ってたんだけど、どうやら誤解みたいです。この人は、ホントに心底からエロ、グロ、ナンセンスが大好きで、それ以外に興味が無い人なんですよね。

監督が心底から楽しんでおられるもんだから、現場にいるスタッフ&キャストもみんな釣られて楽しくなっちゃう。これは井口さん最大の武器であり、他者がいくら努力したって得られるもんじゃない「才能」だと思います。羨ましい!

間違いなくド変態なんだけどw、明るく堂々と貫き通せば変態性も武器になる、魅力になる。

こんなネット世界でチマチマやってないで、明日から家庭でも職場でもみんな堂々と、自分の変態ぶりをアピールしましょう! 私はやめときますけどw
 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『五番目の刑事』最終回 | トップ | 『ゾンビアス』―2 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (キアヌ)
2020-05-19 00:11:20
マジですか!
実は二日前見たばっかりです!
 
もう、女優さんがかなりストレートな脱糞シーンとか、きゃー!って叫びながら何回もお尻触られるシーンとか大好きです!
最高です!

こんなくだらない作品(誉め言葉です)を作れる井口先生、最高です!
 
ラストの中村さんのセリフと終わり方も古きよき香港映画みたいで大好きです!
返信する
Unknown (harrison2018)
2020-05-19 00:31:52
おっと、シンクロしましたねw 記事は今日書いたけど、観たのは私も2日前ですよ!w

本当に、日本でここまでナンセンスな映画を撮れる人は稀有だと思います。グロ過ぎるのが玉に傷だけど、今回のは「うんこドリル」レベルだから許せます。今どき、おならをギャグにしちゃう映画監督は他にいませんw

ラストシーンの台詞は、東日本大震災を受けての応援メッセージなんだそうです。まさかこんな映画で!w
返信する

コメントを投稿