屯田物語

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襟裳岬

2008年07月12日 | 北海道一周海岸線


襟裳岬に着いたのは午後5時を過ぎていた。

襟裳岬の眺めはまことに雄大である。
岬に立って海をみつめていると、沖まで連なる岩礁の配置の美しさに打ち震えてしまうのだが・・



しかし、これを「風の館」がぶち壊してしまった。
「ナバロンの要塞」でもあるまいし、岬の岸壁を破壊して不細工な建物を作るなぞ許しがたい行為である。
神威岬は日本の未来に残したい景色に選ばれたが、
襟裳岬は「風の館」によって冒涜されてしまった。



それゆえ、岬にたつときはそんな光景をみたくないから振り返らない。
エゾカンゾウ、ハマエンドウ、ハマナスが岬を少しだけ華やかにして、
静かな襟裳の初夏である。



エソカンゾウはまだ蕾が多い。



ハマナスの茎が短く、這うように咲いていたが、
それも強い風のせいかなあ。



ハマエンドウだけみると、まだ襟裳は遅い春の最中かも・・