屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

神仙沼を歩く 幸せの黄色い花

2005年07月21日 | 
7月のニセコの神仙沼、
自然休養林休憩所から木道を歩いて20分、ニセコ山系のなかでもとくに美しい沼。
標高750mの高層湿原、エゾカンゾウ、ミツガシワ、ヒオウギアヤメ、ワタスゲ、
そしてチングルマの群生の美しさに息を呑む。
神仙沼の新緑はいっそう濃くなり、野鳥のさえずりとともに、
湿原の色は移り変わり、そして夏になった。



エゾカンゾウ
一日花で朝咲くと夕方にはしぼんでしまう。
目に鮮やかな群落は、黄色いハンカチのように幸せになりそうな予感。



ワタスゲ
白い綿毛が、沼のほとりで風にそよぐとき、
まだ遠い秋の足音なのか。




ヒオウギアヤメ
湿原の緑と黄と白のコントラストの美しさ、そして紫はいっそう夏空に映える。



チングルマ
可憐な白い花は、すでに花穂となってに天空にむかうとき、
そっと霧がおしよせる。


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札幌の散歩道 清華亭

2005年07月21日 | 札幌の風景
札幌市の駅から徒歩7~8分位。
門をくぐると、今までの暑苦しい空気が、さっと涼しげな風にかわる・・・
時間がなくて、建物の中の見学はあきらめたが、なかをのぞいてみると、
誰もいないのかシーンとしている。
庭はあまりきちんと手入れしていないようだが、
かえって自然な感じがするので、このほうがいい。

清華亭は、札幌最初の都市公園偕楽園内の一施設として1880年に建てられた。
明治時代の和洋折衷建築で、1881年に明治天皇の休憩所にされたが、
その後は格別の利用法がなく、住宅などに使われた。
現在は札幌市の有形文化財に指定されている。




邸内の庭にドクダミの花にまじって、ピンクのきれいな花が目立つ。
ノハラフウロかと思って、ネットで検索したところ ゲラニュム pyrenaicum らしい、
これが野生化したのだろうか。



ここの庭はドクダミの花の群生である。
ドクダミは悪臭がするというが、あまり気にならない。



清華亭のすぐそこにガクアジサイが咲いていた。
ガクアジサイは周辺の花びらだけが咲く、本家のアジサイよりこちらのほうが好きである。

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屋久島 白谷雲水峡に咲いた花

2005年07月20日 | 屋久島
屋久島花シリーズはこれで終わりとします。
花の名前をよく知っているようですが、植物の本や関連のサイトで調べたばかり、
一夜漬けの浅い知識しかありません。
花の名前が間違っていたときはドシドシ指摘して頂ければ有難いです。

息子のブログ( うさログ ) では新たに屋久島旅行記を掲載しております。
若者の視点から屋久島の自然や生活を捉えているので、そちらの方が面白いかも。

ヒメコナスビ(と思うのですが・・)
白谷雲水峡の遊歩道、
暗い森の中で鮮やかな黄色いは目立ちます。
小さい花をなんとかきれいに撮ろうと頑張っているけど、連れを待たせているのに、
なかなかピントが合ってくれません。(笑)
別名ヤクシマコナスビ。



シライトソウ
夏、山の中では目立った花が少なくなる時期でしたね。
やはり、白谷雲水峡の遊歩道、
時期が少し遅いようです。



ツルアリドオシ
湿った土の上を這い先端に2つの花をつけてます。
2つの花は同じ一つの基部からでていますね。


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屋久島 海辺に咲いた花

2005年07月19日 | 屋久島
永田浜とその付近の土手や林道に咲いていた野草、
ハイビスカスなど南国特有の大柄で鮮やかな花もきれいだが、
あまり目立たない野草にやさしさを感じる、今。

ウラジロフジウツギ
永田の海岸近くの土手に薄紫色の花を付けている。
暑いのに、重たげな穂先をゆらゆらしていた。



テリハノイバラ
落葉低木で、海岸線の草むらのなかに時折這うように咲いている。
花弁は純白のハート型、白くて美しい。



ミゾソバ
別名は牛の額、
川岸や湿地に生育している一年草、トゲソバ(ママコノシリヌグイ)かと思った。



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屋久島 永田浜の花たち

2005年07月18日 | 屋久島
屋久島の海岸は岩場が多く、浜が少ない。
それは、島が丸い為に入り江が少ないからといわれる。
もっとも大きい永田の「いなか浜」、
いま「いなか浜」に海亀を迎えるように咲いている花、花、花・・・

ハマナデシコ
花の色が藤色ならばフジナデシコ、浜に咲くからハマナデシコ、
白い砂浜の草むらの中にひときわ鮮やかに咲いていた。



ハマグルマ
波打ち際に近い砂浜に生える多年草、
茎は地面を這う、別名ネコノシタ、
葉は厚く、堅い毛が生えており、猫の舌のようにざらつくという。



ハマゴウ
砂地に生える落葉小低木、
茎は砂の上を這うようにして伸びる。
よい香りがするので、線香に使われたり、灰汁は染料、実は薬用となる。



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屋久島旅行記五日目 海亀の足跡、また会う日まで 

2005年07月17日 | 屋久島
4泊5日の屋久島旅行、いよいよ札幌に帰る日の早朝、
日本一のウミガメの産卵地である永田の田舎浜、
「あっ、海亀の足跡があるよ」
嫁さんの叫びに大急ぎで浜に駆け出す。
「すごい、こんな大きな足跡なんて・・」

実際の産卵は見ていないけど、足跡を辿っていくと盛り上がった砂のあたりで
足跡は消えている。
「ここに卵を産んだのか・・」
産卵の様子が眼に浮かぶ。
この静かな朝、厳粛な朝であった。





海亀の産卵場所、砂が掘れているところか、盛り上がったところか。。



いよいよ、鹿児島空港へ向う、
鹿児島空港は霧のため、着陸できないときは福岡空港へ向うかもしれないとの
ことである。
でも、無事に鹿児島空港から羽田、札幌と帰ることができた。

屋久島旅行記は、これでおしまいです。
お天気に恵まれ、息子夫婦のおかげで思い出深い旅になりました。

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屋久島旅行記四日目 大浦温泉と月見草

2005年07月16日 | 屋久島
屋久島の北部、一湊の集落の外れにある町営の温泉施設、
県道から約1kmくらい離れたところにある。
いかにも大物が釣れそうな磯・・



ひなびた温泉だが雰囲気は充分、
入湯料は300円也。



浴室は狭いけど清潔であり、休憩室もそれなりにゆっくりできる。
ヤクスギランドの帰り、そんなに汗はかいていなかったが、貸切状態なのでゆっくり寛げる。
窓から海を眺めて、風を感じて、これが贅沢なんだね。



モモイロヒルザキツキミソウ
北アメリカ原産の帰化植物で、観賞用として栽培されるが、野生化したものらしい。
海沿いの大浦温泉のまわりにたくさん咲いていたので、ハマダイコンかと思った。


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知床、世界自然遺産に登録

2005年07月15日 | 
知床、世界自然遺産に登録!

道民として、やはり嬉しい。
しかし、観光が自然を損なうことのないよう、
次世代にこの素晴らしい自然を残そう。
でも、環境保全は知床だけのことではない。
まず、ゴミは棄てない、
せめて、これだけはぜったいに守ろうね。

知床半島の遊覧船、
エサにつられたのかカモメがずっと船を追いかけてきた。





船長さんが「羆がいる」と叫んだので必死?になって探したけど見つけられない。
その夜、知床五湖近くでヘッドライトを消したまま車のなかで待機、結局羆と出合う
ことはなかった。
あたりは漆黒の闇、少々恐かった。


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屋久島旅行記四日目 紀元杉

2005年07月15日 | 屋久島
ヤクスギランドは安房から16km地点の標高1000m~1300mにあり、
樹齢3000年の紀元杉を含む屋久島の原生林を容易に観賞できる。

ホウロクイチゴ
本州では暖地に生えるイチゴとして知られているらしい・・
標高1000mの山で見るとは、やはり南国だからなんだろうね。




ヤクスギランド近くになって細かい雨が降ってきた。
屋久島は雨の島と思っていたので、いままで晴れていたのだから、せめて豪快なスコールも
体験してみたい、と勝手な願いである。
しかし、期待?に反して、けっきょく霧雨で終わってしまった。

ヤクスギランド入口からさらに6km、標高1230mにある紀元杉は樹高19.5m、
胸高周囲8.1m、樹齢は3000年と言われている。
江戸時代の伐採を免れた貴重な屋久杉。

樹齢3000年の木肌は岩のようである。


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屋久島旅行記三日目 永田浜

2005年07月14日 | 屋久島
「ひと月に35日雨が降る」こう言われるほど雨が多い屋久島であるが、晴れ女(嫁さん)の
おかげで、いまのところ雨合羽のお世話になっていない。
世界遺産文化センターから、一路島を左回りに海亀の産卵で有名な永田浜に向う。
はじめて永田浜をみたとき、輝くような白砂に驚いた。
北海道では絶対に見れないものね。
しかし、この砂は花崗岩の粒子なので、裸足で歩くと少し痛い。

浜辺にはハマユウ、ハマナデシコ、ハマゴウ、ヒメヒオウギズイセンなどの花がいっぱい、
ハマユウは盛りをすぎていたが、それでもじゅうぶん浜辺に潤いを与えている。



向こうの建物が宿の「送陽邸」のテラス、
波と風をじかに感じながらの食事は数倍おいしい。
古い民家を移築した情緒溢れる宿、
波しぶきが入ってくる岩風呂は雰囲気満点、夕陽が見られるぞ。


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