10月から半年間、経営について学んでいる。
ある学校の大学生が使っているテキストを使っている。
このテキストから、学んだことは、次の2点。
1.いくつかの大学の教授が各章を書いている。
→ この本を購入するのは、その先生がいる大学生が主体。
一つの大学だけだと、学生数が限られ、売り上げも限られるが、いろいろな大学生に売れれば、発行部数としては伸びる。印税は、教授の数が増えれば、一人当たりの受け取りは一人で書いた場合の印税と同じか、または少なくなるが、この教授たちは、実入りより、発行部数の名誉を取ったと考える。この手法は、著者にとっては、大変名誉なことで、良い取り組み方法と思った。
2.書かれている内容が、酷い。
この教授たちには、著作権侵害を恐れているあまり、訳の分からない本になっている。恐るべきこと。
つまり、当初発表したxx教授のxx理論と言えば済むものを、日本語で長々と記載しているので、何を言いたいのかが、分からない。
マーケティングの理論は、その殆どが、アメリカの教授の理論。
著作権の期限の50年は来ていないが、誰もが知っている理論。
引用を明記すれば、良いのを、著作権侵害を恐れ、表になっているものを、表にしないで、日本語で書いており、何をを言いたいのかが分からない。
この本には、パクリを恐れて日本語でごまかしている部分は、本当はxx教授のXX理論ですよと解説するアンチョコが必要だ。
このテキストを無理やり買わされ、授業を受けている学生は、かわいそう。
もっと、まともな本が多くある。
これ程、酷い本もない。恐るべき。
まあ、こんな本を選択した学校に行っているのだから、授業の程度も知れている。
このテキストと関係ないが、一般の言葉を言い換えて、自分の理論のように話をする講師がいる。
具体的には、差別化を差異化と読み替えている。
差異化とは、名詞「差異」に、接尾辞「化」がついたもの。
さい【差異】[名]
ちがい。へだたり。
「予算と実績との―」「両者の意見には大きな―は認められない」