昨日、石巻市・大川小学校の生徒が津波被害で死亡した事件の判決があった。
記事の内容は、次の通り。
東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校の児童の遺族が訴えた裁判で、仙台地方裁判所は「市の広報車が避難を呼びかけたのを教員らが聞いた時点で、津波が到達する危険を予測できた」と指摘して、石巻市などに対し原告全員に14億円余りの賠償を支払うよう命じました。
いろいろな判断がある上で、私は次のように思った。
つまり、民主主義の決め方(多数決)とリーダーの役割。
事件の詳細は、新聞記事の通りである。
当時の状況は、ここに詳細がある。
http://ameblo.jp/yoshiken1210/entry-12014538116.html
私が注目したのは、15時30分、避難開始する時に、教師開で、裏山への避難と川沿いの避難場所への避難が話し合われた。
結局、多数決と、教頭の言葉で、川沿いの避難場所へすることに決まり、避難中に津波が来て、児童が巻き込まれた。
つまり、多数決で決めた避難先は、間違っていた。
冷静に判断できる時は、多数決で良いが、非常時には、適応できない。
その時のリーダー(教頭?)が的確な判断を持っていれば、救えた気がする。
リーダーの能力とは、僅かな情報から的確に瞬時に判断できる力である。
今回の判例から、こんなことを思いました。
企業でも、経営危機がある。
その時、多数決でなく、企業存続の方向を決められる人が、真のリーダーである。
『海賊とよばれた男』の出光佐三さんの行動がまさに、それに値する。
この小学校には、真のリーダーがいなかったのが悲劇であると考えます。