関西国際空港や新大阪駅へのアクセス向上のため、大阪都心を南北に貫く鉄道新線「なにわ筋線」を建設することで大阪府・市、JR西日本、南海電気鉄道などが合意し、23日発表しました。
詳細は、この記事を参照:
http://www.nikkei.com/article/DGXLASJB23H36_T20C17A5LKA000/
なにわ筋線のターミナル駅は、今、工事中の北梅田駅。
JR大阪駅の北口、グランフロントの西隣に新設されます。
その後、地上の道路ではなにわ筋の地下を通ります。
途中の駅は、中之島駅、西本町駅、南海新難波駅ができます。
開通後は、JR特急「はるが」が、新大阪から北梅田、JR難波駅を通って、関空に乗り入れします。
今迄は、新大阪駅経由か、天王寺経由でしか行けませんでした。
JR大阪駅まで来た人は、大阪環状線で天王寺まで行き、乗り換えていました。
大阪駅と北大阪駅との乗り換えは、少し歩くことになりますが、乗り換え後は、そのまま関空まで行けます。
私は、JR京都線利用者ですが、関空に行く時は、乗り換えが面倒なので、近くのJR駅から出発するリムジンバスを利用しておりました。
今迄、JR特急はるかは、環状線を走行しておりましたが、それと比べると、大阪市内の中心部を通るので、ショートカットになりします。
南海では、「ラピート」が、関空から北梅田駅まで直通運転することになります。
この新線により、時間短縮効果は、次の通りです。
この記事を見ると、北梅田駅と新大阪駅区間の運用は、未定の様です。
JRは、間違いなく新大阪は行くでしょうが、南海が新大阪まで、行くのかどうかは未定と、読みました。
2019年春、JRおおさか東線が、北梅田駅、新大阪駅から、放出(はなてん)、久宝寺への新路線(現在の貨物線の複線化と新線を建設中)が開通します。
阪急電鉄も、軌道幅の違いを解消するため、十三駅に地下ホームを作り、北梅田駅への乗り入れる予定です。
首都圏に比べると、相当遅いですが、大阪の鉄道ネットワークが、やっと改善されます。