ぼくが大工道具などを置き、道子さんは農作業のためのシートや篩(ふるい)などを置いてる小屋を、一度きちんと整理しようと思って2年あまり。数日前に思いついて一部分を片付けました。そしたら塗料の刷毛がいっぱい出てきました。写真には十数本写ってますが、このあともまた出てきました。
ホームセンターをうろうろするたびに「そうだ。刷毛はあったかな。ま、安いから買っとこ」と1本また1本と買ったものがたまったのです。これだけあれば一生使えそうです。もう刷毛を買うのはやめとこ。
近ごろ困ることの一つがコーヒーです。コーヒーを飲みたいからとコーヒーメーカーに水を入れ、ペーパーフィルターを仕掛け、スイッチを入れます。ところがスイッチを入れたとたん「コーヒーを飲んだ」ような気になるのかコーヒーのことをすっかり忘れてしまいます。ときには半日一日過ぎてから、スイッチが入ったままなのに気付きます。そんなことが「たまにある」「ときどきある」ならまだいいのですが、ほぼ毎回です。
どうしたらいいか。
スイッチを切り忘れたら、それはそれでいいじゃないか。“老い”の一つの現われだがら、そんな自分をそのまま受け入れる。老いの自覚が大事。そう思うことにします。
きのうは、蓮の花の咲く頃に来られた「おさるさん」がご両親と訪ねてこられ、盆栽を長年手がけておられるお父さんに、いろんなことを教えてもらいました。
樹木はサイクルがあって冬は休むし、夏も暑くて休む。だからお盆過ぎにはあちこちの庭で植木屋さんが剪定をはじめる。裏山の木々もいま剪定すればいいのがたくさんある。そして木は剪定によってどんな風にでも思い通りになる。「桜切るバカ」というけれど、枝ぶりをよくするには切って切り口のケアをするのが大事。……
さあ、山仕事だ!