古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「やられたー!!!!」 アライグマに。

2012年08月19日 03時24分16秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 黒大豆が順調に生長し、ブログに「うまくいくときはうまくいくものですね」と書きました。友へのメールには「畑はうまくいってますが、台風でなぎ倒されるか夜盗虫の大発生にやられるか。何が起こるかわかりません。それだけに〈心の準備〉だけはしておこうと思います。……」と書きました。
 それがアライグマの襲撃だったとは!
 コテンパンにやられました。 長くなりますが「古希から田舎暮らしをはじめたおじいさん」の落胆を癒すための「ボヤキ」です。お付き合いいただければうれしいです。
                
 写真の手前の畝は『シモン一号』です。7月10日を過ぎてからツルを切って植えました。元のシモンが繁っているもので17本もツルを切り、千鳥に植えたのです。それがまた実に元気に生長して、写真のように盛り上がっています。ツルボケにならないようにツル返しを左右からしました。11月頃には立派なシモン芋がとれるでしょう。この畝を見るたびに、シモン芋を送ったら喜ぶであろう知人の顔まで浮かびます。
 そうそう、健康にいいと評判の『シモン茶』をつくるにはどうしたらいいだろう。ネットで調べてみたら「お湯をわかしてお茶のパックに注ぐ」とあります。そんなことじゃなくて葉を採取してつくるには……。葉を乾燥させて焙煎するといいようです。売ってるシモン茶はかなり高価です。それがいくらでも自家製できそうです。
 きのうは朝の畑仕事はなしにして、10時頃のんびり畑に出てみました。きのうスイカの切れ端を入れておいた檻を念のために見たら、なにか動物がかかっています。よく見ると猫でした。孫が遊びにくるから見せてから放してやろう。
                
 いつもなら「5分お仕置きするだけですぐに放してあげてよ」という道子さんも、檻のところに来て賛成してくれました。ついでにカボチャを点検していた道子さんが「あれ! カボチャが見えないけど」といいます。防鳥ネット越しに見ると確かに4つ立派になっていたカボチャが見えません。小さいなりかけのカボチャも。ネットのまわりを見ていくと食べカスがあります。アライグマにやられたか。
 ツルを切って植えた『シモン一号』の畝を見たときの気持ちをどう表現したらいいのでしょう。

 まさに乱暴狼藉。集団で襲っています。シモン芋は甘さは少なく、芋というより薬効が宣伝されます。だから甘い物好きのアライグマはシモンは食べないだろうと思っていました。でも掘ってみないと、食べてみないとわからない。それで襲ったか。ツルを切ってひと月まえに植えた畝ですから芋はまだ指の太さくらいです。でもとにかく移植した『シモン一号』は全滅しました。
 とにかく元の畝のシモンだけでも守ろうと、マイカ線を買いに出ました。去年アライグマにサツマイモをやられたときは、500メートルのマイカ線を買いました。それは黒豆の左右のガードにもつかい、台風に備えてゴマを倒れないようにするのにもつかい、サツマイモにネットをかぶせるのにもつかい、小豆に防風ネットをかぶせるのにも、イチゴのネットハウスにもつかいました。
 それで元のシモンの畝を保護していたら、先日動物保護ネットを張った「サツマイモもやられてる!」と道子さんがいいます。
 見るとネットの下をくぐって入っています。ネットの端はトンボで地面に止めたのに、雨でゆるんだのでしょう。近くネットをはずし、ツル返しをしてからネットの端は竹に結ぶつもりでした。
 暗くなりかけの7時まで作業して、なんとか応急処置をしました。老人会の仲間に電話できいたら、「うちはサツマイモはまた全滅や。今年アライグマを三匹捕まえたぜ」ですって。
 長くなりました。胸のつかえも少しらくになりました。お読みいだだき、ありがとうございました。
 これからもお付き合いいただけたらうれしいです。

 なお檻の猫は、夕立のあと大志くんがヒモを引いてフタをあけ、放してあげました。メデタシメデタシ。(猫にとっては)でもあの猫、アライグマの乱暴狼藉を檻の中から黙って見ていたのだろうか。どんな様子だったか聞けばよかったな。
コメント
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