お笑い評論家、ラリー遠田さんの本『この芸人を見よ!』
を買いました。
「日刊サイゾー」というニュースサイトで連載されているものに
加筆してまとめたものです。
連載は現在も続いており、更新を楽しみに読んでいます。
お笑いに関する評論などは、私が知らないだけで
他にもあるかもしれません。
ただ、多くは「笑い」というものに関する考察や、
「マンザイブーム」などの現象を論評したもの、
特定の芸人に関する評論などではないでしょうか。
今まさにテレビの第一線で活躍している芸人を
連載で評論していったものは、珍しいと思います。
今売れている芸人の、どこが他の人と違うのか、
どこが画期的で新しいのか、
という素人にはわからない技術面が
わかりやすく解説されており、大変面白いです。
なにより、ラリーさんの、お笑い芸人の「芸」の部分に対する
「尊敬」と「愛」が全編にあふれており、
読んでいてとても気持ちがいいです。
この本に限らず、著者自身が大好きなものについて
語られたものを読むのは、とても好きです。
その意味でいうと、残念ながらクラシック音楽の評論には
ひどいものが多いですね。
自分の好きな指揮者、演奏家を賞賛すると同時に、
それとは「対極」にある(とその人が考える)演奏家等を
悪し様に貶しているものが数多くあります。
私の大好きな「さまぁ~ず」の評がまだなので、
連載の続きが楽しみです。
「内村プロデュース」大好きでした。DVDも買いました。
「さまぁ~ず×さまぁ~ず」と
「モヤモヤさまぁ~ず2」は欠かさず見てます。
それ以外に、「M-1グランプリ進化論」や
「現代テレビお笑い史」も収められており、
こちらも興味深いです。
見られてる・・・・ずっと・・・
みずいろの・・・・ムック・・・
(by ハライチ)