坂本龍一『スコラ~音楽の学校~』第2シーズン、「古典派編」の第2回目です。
今回はハイドン先生が(一応主役で)取り上げられました。
題して「ハイドン(先生)の功績」。
ただ番組冒頭、「ハイドン(先生)とはどんな作曲家だったか」という解説が
某出演者からありましたが、その"前半部分"の「紋切型」の説明は如何なものでしょう。
永い間貴族のお抱え音楽家だったので(作品で)自己主張することは許されず、
晩年になって(ザロモンセットの頃)ようやく自由に曲を作ることができた云々・・・
百曲以上の交響曲のうち大半は食事時のムード音楽のようなもの・・・
確かに事実かもしれませんが、
こういう、あまりにも"単純な"解説が、ベートーヴェン以降の作曲家に比べて「お抱え作曲家」は・・・
というイメージを植えつけてしまうのではないでしょうか。
解説の後半部分
チケットを販売するコンサートのために曲を書く、というのは音楽史上初めてのこと
(ロンドンで行われたザロモン主催のコンサートのこと)
というのは素晴らしいのですけど。
(こんなところにツッコミを入れるのは私ぐらいか)
バロック時代の作品との違いについては、弦楽四重奏曲第39番『鳥』が
ソナタ形式の第1主題、第2主題の対比としては、交響曲第101番『時計』が
例として使われていました。
解説しやすい曲を選んだのでしょうが、弦楽四重奏曲第39番『鳥』とは結構渋い選曲です。
(曲は明るいですけど)
まあ、なにはともあれ、ハイドン先生が取り上げられるのはうれしいことです。
今回はハイドン先生が(一応主役で)取り上げられました。
題して「ハイドン(先生)の功績」。
ただ番組冒頭、「ハイドン(先生)とはどんな作曲家だったか」という解説が
某出演者からありましたが、その"前半部分"の「紋切型」の説明は如何なものでしょう。
永い間貴族のお抱え音楽家だったので(作品で)自己主張することは許されず、
晩年になって(ザロモンセットの頃)ようやく自由に曲を作ることができた云々・・・
百曲以上の交響曲のうち大半は食事時のムード音楽のようなもの・・・
確かに事実かもしれませんが、
こういう、あまりにも"単純な"解説が、ベートーヴェン以降の作曲家に比べて「お抱え作曲家」は・・・
というイメージを植えつけてしまうのではないでしょうか。
解説の後半部分
チケットを販売するコンサートのために曲を書く、というのは音楽史上初めてのこと
(ロンドンで行われたザロモン主催のコンサートのこと)
というのは素晴らしいのですけど。
(こんなところにツッコミを入れるのは私ぐらいか)
バロック時代の作品との違いについては、弦楽四重奏曲第39番『鳥』が
ソナタ形式の第1主題、第2主題の対比としては、交響曲第101番『時計』が
例として使われていました。
解説しやすい曲を選んだのでしょうが、弦楽四重奏曲第39番『鳥』とは結構渋い選曲です。
(曲は明るいですけど)
まあ、なにはともあれ、ハイドン先生が取り上げられるのはうれしいことです。