前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

schola スコラ ~坂本龍一 音楽の学校~ 「古典派編」第3回目

2011-10-16 13:38:52 | テレビ番組
坂本龍一『スコラ~音楽の学校~』第2シーズン、「古典派編」の第3回目です。

今回は「天才モーツァルトの魅力」です。

モーツァルトとハイドン先生は、親子ほど年が離れていますが、
終生お互いに尊敬し合う間柄でした。

  モーツァルトの才能をいち早く認めたのもハイドン(先生)で
  多分、かなり嫉妬していたのではないかと思うんですけどね・・・

ってサカモト君、また余計なことを・・・。
(また呼び出し食らうぞ)


番組ではモーツァルトがハイドン先生の弦楽四重奏曲(主に「ロシア四重奏曲集」)を研究し、
ハイドン先生に献呈した「ハイドンセット」(第14番~第19番)の中から
第19番『不協和音』が取り上げれました。

筆の速いモーツァルトが2年の歳月をかけ完成させた「ハイドンセット」の自筆譜には、
夥しい推敲・改訂の跡が残っているそうです。

ハイドン先生が完成させた弦楽四重奏曲という形式を徹底的に研究して完全に消化し、
さらにそれを超え、自分のオリジナリティを出そうとした「天才」の執念の表われとされています。


でも、モーツァルトは終生、ハイドン先生に対して尊敬の念をもっていました。
それが(以前にも少し書きましたが)「ハイドンセット」添えられた素晴らしい"献辞"となりました。

映画『アマデウス』のイメージがあまりにも大きいので、
いずれ、二人の(友情と尊敬に満ちた)関係を題材にした映画とかできないですかね?