前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

第5回恵比寿映像祭 (東京都写真美術館)

2013-02-19 21:03:54 | 美術関係
東京都写真美術館で開催されている『第5回恵比寿映像祭』を
観てきました。

映画やトークイベントなど有料のものもありますが、
展示作品は無料で観られます。

無料とはいえ、作品のクオリティーはとても高く、
むしろお金を払って観ても損はないと思わせるものばかりでした。


何万(何十万?)もの蝙蝠が飛び回る様を3Dカメラで撮影した
ジェレミー・デラー『エクソダス』



気持ち悪さと気持ちよさを同時に感じるような、凄まじい映像です。


田園風景や都市、川や高速道路など
複数の風景が重なり合いながら、入り混じりながら進んでいく
宮永亮『arc』



画面中央の「消失点」がちょうど目の高さくらいにあるので、
画面が視界を覆うような位置に立って観たときのなんともいえない幻惑的な感覚!
まるで自分がその映像の中に入り込んだような・・・。
いつまでも観ていたい・・・と思わせます。


ヴェトナムで人気の高いHONDAのバイクを放置し、
解体され部品が持ち去られる様子を定点カメラで捉えた
ザ・プロペラ・グループ『The Dream』



以前に報道写真展で観た、
食糧不足のためにあっという間に骨だけにされてしまった象の写真を
彷彿とさせました。


あと、3階エレベーター前の休憩スペースのモニターで上映されていた芝居?
テレビドラマ(だったかな?)のセット、出演者、ストーリーをそのまま利用して、
台詞をすべて「泣く演技」に置き換えたドラマ。
観ていた人、例外なく"プッ"って吹いてましたね。


こんな素晴らしい無料の展覧会があったなんて!



恵比寿ガーデンプレイスセンター広場に置かれた巨大なノート
鈴木康広『記憶をめくる人』

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