前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

R・シュトラウス『ばらの騎士』を観てみる

2010-11-01 08:43:54 | クラシック音楽
オペラはほとんど聴いたこと(観たこと)がありません。

歌曲自体があまり好きではないというか。
声楽つきの作品は決して嫌いではありませんが。

マーラーの交響曲第2番『復活』
オルフの『カルミナ・ブラーナ』
バッハ大先生の『マタイ受難曲』

どれもとても好きです。


オペラでいずれは聴いてみたいと思っていたのは、
ワーグナー作品、特に『ニーベルングの指環』です。

クラシック音楽ファンとしては、
やはり「避けては通れない」作品でしょう。
いや、クラシック音楽云々ではなく、
「人類が到達した芸術の頂点」の一つとして。


もう一つ、前々から興味があったのが
R・シュトラウスの『ばらの騎士』です。

カルロス・クライバーの指揮姿を観て
その美しい姿に魅了されてから、
彼が得意としていた演目である『ばらの騎士』を
観てみたいと思っていました。


今回観た演奏は、前に録画しておいた
 カルロス・クライバー指揮
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 (1979年)

それと、解説書付の本「魅惑のオペラ」の
 ゲオルグ・ショルティ指揮
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 (1985年)

の2種類です。


全3幕3時間という長丁場ですが、
1幕約1時間で区切りがつけやすく、
意外と観やすかったです。

もともとモーツァルトの『フィガロの結婚』を
お手本?にして作られたあたりも
わかりやすい理由かもしれません。
科白も多いらしいですね。

ところで『ばらの騎士』が初演されたのが1911年。
ハイドン先生が亡くなって100年以上経ってますが、
物語の舞台はまさにハイドン先生が活躍した、
18世紀半ばというのもちょっと面白いです。


それにしても、R・シュトラウスの音楽は、
父親が有名なホルン奏者だったせいもあり、
ホルンが印象的な旋律を奏でる所が多いですが、
この『ばらの騎士』もホルンがとんでもなく
難しそうですね。

交響詩などを聴いていても、
いつも「理不尽な旋律」などと感じてしまいます。


これをきっかけに、
次は『ばらの騎士』よりもっと前衛的な、
『エレクトラ』あたりに挑戦してみようかと思います。
時間は『ばらの騎士』よりも短いようですし。
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