老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

791;生きてみる

2018-07-02 03:34:50 | 空蝉
生きてみる

人は生まれた瞬間から
死に向かって生きる
人は老いや死を意識したとき
生命(いのち)や時間の大切さを
痛いほど感じる
老いた今
時間が残り少ないことに
焦燥感を抱くのではなく
まだ在る残りの時間を
精一杯生きてみる

梅雨が明け
蝉たちも
短い夏を
精一杯鳴いている


過去のblogより(再掲)

空蝉

梅雨が明けると
蝉は鳴き始める
地上に生きている時間は儚く短い
それでも蝉は生きていると
力の限り鳴き叫ぶ
蝉を見倣い
私も今日力の限り生きてみようか

蝉は抜け殻のまま
蝉は帰って来ない
私には帰る家がある

724; 置き忘れ

2018-04-27 07:51:03 | 空蝉
置き忘れ

昨日
自治医科大学附属病院腎臓外科受診の帰り
上三川インターパーク福田屋で
ロフトに寄り
文房具を購入
スヌーピーのミニ便箋とミニ封筒
スヌーピーの(済)のゴム印
ミニ豚カットの卓上カレンダー
消ゴム
全部で2400円
お買い上げのロフトの袋を手にし
文庫本を3冊購入したまでは良かった
その後ベンチに座り文庫本開き読み始めた
スマホに妻からコール
立ち上がり一階食品売り場に向うとしたとき
ロフトの袋をベンチに置き去り

食品売り場から去り駐車場に向かう時に
ロフトの袋が手元にないことに気がつく
慌ててロフトや熊倉書店のレジに行き
ロフトの袋が届いているか尋ねるも 無し
サービスカウンターに聞くも 無し

置き去り 置き忘れ が増えてきた自分
集中力が衰えてきたのか
認知症の前兆⁉︎
人生まで置き忘れしないよう気をつけねば

夕方 福田屋サービスカウンターから電話
ロフトの袋が届けられた
諦めかけていた
親切な人に感謝、感激


680;時間は生命

2018-03-21 04:57:55 | 空蝉
白河・南湖公園の桜

桜の花は生命は短い
短いだけに儚く
愛しく思われてならない
寒い冬をジッと耐え
春を迎えた桜

時間は生命

最近読んだ本
岩波少年文庫 『モモ』(ミヒャエル・エンデ作/大島かおり訳)から
時間は大切なものであるだけに
奪われてはならない
無駄な時間を過ごしてはならない
時間は生命であることを教えられた

それは自分の時間だけでなく
他人の時間を奪ってはいないか

時間は生きている
時間は取り戻すこともできない
時間は巻き戻すこともできない
時間はいつまでも在るとは限らない
いま時を刻む音に
生きているという瞬間を大切に
私は生きているか

老いてくると
時間の残りが気になる
それだけに時間の持つ重みが増してくる
あと僅かな時間と思うか
まだ時間は在る
残された時間をどう使っていくのか

時間
人間
どちらも「間」という漢字
「間」 どんな意味を有しているのか
蝉を連想してしまった

621;空蝉(再掲載)

2018-01-20 13:32:54 | 空蝉
空蝉

梅雨が明けると
蝉は鳴き始める
地上に生きている時間は儚く短い
それでも蝉は生きていると
力の限り鳴き叫ぶ
蝉を見倣い
私も今日力の限り生きてみようか

蝉の抜け殻のまま
蝉は帰って来ない
私には帰る家がある

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