老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

618;アルコール離脱症?

2018-01-08 19:57:35 | 老いの光影 第2章

アルコール離脱症? 

デイサービスで昼食(カレーライス)を食べ終え
ゆっくり地方新聞を読んでいたら
突然スマホが鳴りだした(12:36)
手にとり耳にあてると
「阿武隈救急隊の西郷です。(独り暮らしの)碓井さん(57歳)が倒れ
話を聴いているのですが呂律が回らないので、よく聞き取れない。
事情を知っているケアマネジャーに電話をしたところです」
ケアマネジャーに来て欲しい、という感じを読みとれたので
「いま行きます」と答え、
購入したばかりのキャンバスで向かった。

居間をみたら、テーブルの板は外れ部屋の隅にあり
植木鉢は倒れ、床の上は土だらけ
本人は幻覚せん妄状態にあり
「外人6人がアパートの(自分の)部屋に侵入した。
部屋を荒らし、小さな鞄と財布を盗まれた」
と興奮した表情で声を荒げながら訴える。

搬送先の病院がみつからず
約2時間を要し20数km先の精神病院に搬送された。
実家は30km先にあり実兄に電話をかけても
すぐには来れないと言われ、
ケアマネの私が救急車に同乗。

精神病院に到着し
精神科医は「アルコール離脱症かな?」という話だが
数日様子をみてみないと、正確なところはまだわからない
医療保護入院ということで入院となった

病院から解放されたのは17時半を過ぎ、
病院の外は雨が降っていて暗闇のなか。

帰り路、ようやく実兄と電話がつながった。





615;変わりやすい空と老人

2018-01-06 18:25:24 | 老いの光影 第2章
オレンジ色の朝焼けの一方で帯状の黒い雲 秋よりも冬の空は変わりやすい

変わりやすい空と老人

堀川清子さん
要介護5から
歩けるまでになった彼女は
暮れの18日 急性心不全で入院
正月3日に退院
体重が7㎏減少し
自宅に帰りベッドで伏せていることが多い
また逆戻りしてはならない、と思い
1月5日からデイサービス利用再開

入院前は台所に向かい夕食づくりができていた
退院後 台所に立つこともできず
毎日夕食づくりは
ヘルパーが支援に入ることになった
食べなければ生きる力が湧出して来ない
悪くなるのは早いが
回復するには2倍、3倍の労力を費やす
90歳を超えているだけに
心不全の症状が悪化しないことだけを祈る

614;老いの風景 第2章

2018-01-04 21:41:55 | 老いの光影 第2章
雪路

老いの風景 第2

「老いの景色」という表現はしっくりこない
「老いの風景」だとしっくりくる

「老いの風景」はいつ頃から見えたのであろうか
老人介護に関わり始めたときから「老いの風景」を見たのであろうか
そのときは「老いの風景」は意識していなかった
法的(介護保険法)に65歳に達し 
介護保険被保険者証が手元に届いたときからであろうか
老いの始まりを意識したときから
「老いの風景」を感じ始めた

今年は自分の「老いの風景」についても
感じたことを書いていければと思う