1678 月が雲に隠れるように
認知症老人は
先ほど話したことも忘れ
また同じことを話す
同じことを「聞く」のは疲れる
こっちがおかしくなってしまう、と
認知症老人を疎む
同じようなことを話しをしていても
本人にしてみれば
常に新しい出来事として話をしている。
『すみなれたからだで』(窪美澄、河出文庫)のなかに「朧月夜のスーヴェニア」という短編小説がある。
その小説のなかで「なるほど」と膝を叩くよう文に遭遇した。
「私は認知症ではない。新しいことを覚えたくないだけ。
新しい記憶がおさまらないほど、古い記憶で頭のなかがいっぱいなのだ。
だから、時折、月が雲に隠れるように、家族の顔や、住んでいる場所や、
自分の名前や年齢がわからなくなる。」(173頁~174頁)
認知症老人は朧月夜みたいな感じなのかな
朧げではっきりとわからなくなることもあり
「月が雲に隠れるように」、先ほどまで覚えていた記憶も忘れわからなくなる。
認知症老人は
先ほど話したことも忘れ
また同じことを話す
同じことを「聞く」のは疲れる
こっちがおかしくなってしまう、と
認知症老人を疎む
同じようなことを話しをしていても
本人にしてみれば
常に新しい出来事として話をしている。
『すみなれたからだで』(窪美澄、河出文庫)のなかに「朧月夜のスーヴェニア」という短編小説がある。
その小説のなかで「なるほど」と膝を叩くよう文に遭遇した。
「私は認知症ではない。新しいことを覚えたくないだけ。
新しい記憶がおさまらないほど、古い記憶で頭のなかがいっぱいなのだ。
だから、時折、月が雲に隠れるように、家族の顔や、住んでいる場所や、
自分の名前や年齢がわからなくなる。」(173頁~174頁)
認知症老人は朧月夜みたいな感じなのかな
朧げではっきりとわからなくなることもあり
「月が雲に隠れるように」、先ほどまで覚えていた記憶も忘れわからなくなる。