老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

433;簡単なことを 老人から教えられた

2017-09-26 15:41:24 | 老いの光影
秋桜デイサービスセンターの食堂兼機能訓練室

 簡単なことを 老人から教えられた

90歳の女性老人から教えられた
本当はデイサービスに行きたくなかった
なぜなら 知っている人もいないところへ行っても
自分が孤独になるだけだ

来てみてそうではなかった
ここ(秋桜デイサービス)は
学校では教わらないことや 
世間では教わらないことを知った


家に閉じこもりになり
物忘れも目立ってきた
だから
デイサービスに行って
他者と交流すれば
元気になると思っているのは
ケアマネジャー? デイサービススタッフ?(苦笑)

431;再び歩くことへの挑戦 ⑧

2017-09-26 02:56:10 | 老いの光影
 再び歩くことへの挑戦 ⑧
旧題名「寝たきり状態」からの挑戦


堀川清子さん
9月7日から秋桜デイサービスを利用開始
最初は、車いすで移動
先週からケアスタッフに腕をつかまれささえれながらも
自分の足で歩き始めた
まだ足元は覚束ない
歩みは遅々としているが
自力歩行に向かっている


車を降り 門扉のところから段差がある
門扉から玄関入口までは30mの道程があり
本人にとっては近くて遠く感じるかな
朝夕往復する 最高の歩行訓練
いまは不用となった玄関スロープ
玄関上がり框では
自分でシューズの脱着をする
自分できることは自分で行う

90歳の彼女
寝たきりの状態から一歩一歩克服

411;二人で一人

2017-09-21 14:16:06 | 老いの光影
西瓜は誰にも渡さない、と西瓜を齧っているbeagle・gennki

 二人で一人

仲がよい夫婦がいる
家族は独身の長女が居て、朝8時過ぎに仕事に出かけ深夜まで仕事をされている働き者
(過労で病気にならないかと心配している)

夫は81歳で、再三脳梗塞に遭遇しながらも必死のリハビリで、杖をつき室内はどうにか歩いている(要介護2)
妻は80歳、財布や保険証を置いた場所を忘れながらも軽ワゴンを運転し買い物をしている(要支援2)

夫は「妻は頭が馬鹿で、俺は足が馬鹿」。
長女から「二人で一人」であり、日中は二人で助け合い暮らしている

410;90歳を超えた老人の生き模様

2017-09-21 10:20:35 | 老いの光影
108歳の母親と85歳の長女

 90歳を超えた老人の生き模様
『日本経済新聞』によると、90歳以上の人口が9月15日時点で1年前より14万人増えて206万人となり、
初めて200万人を突破した。
総人口に占める65歳以上の割合は27.7%と前年より0.5ポイント上がり、過去最高を更新した。 

私はいま、34人のケアプラン(介護計画作成、介護相談)を受持ちをさせて頂き
そのうち90歳以上の方は12人おられ、35.3%も占めている。12人のうち男性は2人しかいない


90歳を越え、生き方、老い方は人それぞれである

108歳の女性 いまも元気に歩行器を押しながら、介助なしで用足しをしている

93歳の女性 3分前の出来事も忘れしまうほど認知症状が進んでいるけれども、衣類たたみを行っている

93歳の女性 両膝が痛く歩けなくなっても、長男嫁が近くに居ても大きな声で長男嫁の悪口を言っているだけで、何もしていない

90歳の女性 脱水症から寝たきりになり、いま寝たきりから歩くことにチャレンジしている

93歳の女性 息子と二人暮らしで、日中は独居状態となるも、ベッドから起きポータブルトイレで用足し、居間まで歩行器で移動し息子が用意した昼食を摂る。左右の大腿骨を骨折しても歩いている

93歳の女性 両膝に手を当て散歩をしている。いまも米を炊き味噌汁を作っている。おかずは長男嫁が母屋から運んでくれ、長男嫁とは仲がよい。

93歳の女性 込め、味噌汁は自分で作っているが、長男夫婦との折り合いが悪く、そんな婆さん。長男嫁が母屋からおかずを運んできてくれても「不味い」と云ってしまう。感謝知らずの婆さんだけに損な婆さん(本当はおかずを持ってきて欲しいのだが素直に云えない)

91歳の男性 90歳まで軽トラックの運転をしていたが、もうこれ以上運転は危ないということで、長男は軽トラックの鍵を預かった。長男夫婦と買い物に行くことが楽しみ。おカネを貯めることが趣味。

95歳の男性 前立腺癌、心疾患など複数の疾病を抱え、膀胱留置カテーテルに足を引っかかり転倒しながらも週4回デイサービスを楽しんでいる。長男夫婦からは疎まれながらも生きている。


こうしてみると、90歳を超えても女性の方が「強い」。女性は「強くいきなきゃ」だめ、と言いながら歩行にチャレンジされている。 

405;再び歩くことへの挑戦 ⑦

2017-09-20 03:31:07 | 老いの光影
 再び歩くことへの挑戦 ⑦
旧題名「寝たきり状態」からの挑戦


昨日の午後 秋桜デイサービスで
リビングからトイレまで(距離にして5,6m位かな
清子さんは 両脇スタッフに脇の下を支えられ
トイレまで歩いて行った
まだ足の運びは心もとなく
自分で歩いている、という感じではなかったが
本人は(歩けて)嬉しかった

一度理学療法士に来て頂き
アドバイスをもらわなければと思った

404;再び歩くことへの挑戦 ⑥

2017-09-19 18:27:58 | 老いの光影
秋桜デイサービス用にオーダーで作製した浴槽台
浴槽台と浴槽の高さが同じ
お尻を移動させて入ることができる
勿論浴槽の周囲には手すりは設置されている

 再び歩くことへの挑戦 ⑥
旧題名「寝たきり状態」からの挑戦


9月18日から毎日のご利用となる堀川清子さん
心配していた台風18号も通り過ぎ 送迎時の雨もなく一安心
秋桜デイサービスで排便ができ 朝から絶好調
家庭用浴槽にも入ることができ これまた最高
立ち上がり、つかまり立ちは介助を受けるものの
自分の足で 自分の力で できるようになってきた
90歳を過ぎ 寝たきりになったとき
「(自分は)もうお終いだと思ってしまった」
「でも、こうして前向きになれたのはうれしい」
と話される彼女

民家を活用した小規模デイサービスの長所と短所

介護施設や定員30名規模のデイサービスと違い
民家を活用したデイサービスの浴室は
浴室の出入りは段差があり、狭い
(秋桜デイサービスの浴室は1坪半の広さ)
床から浴槽の淵までの高さは40㎝あるが
同じ高さの浴槽椅子と手すりを設置すれば
坐りながら浴槽の出入りが容易にできる
浴槽内や浴槽台で坐ったり立ち上がったり、つかまり立ちしたりなど
入浴しながら基本動作の訓練がしっかりできるところが
元気になる素である
浴室の出入り口は12㎝の段差があり、足元が滑り転倒のリスクはある
その分本人も介護スタッフも緊張と神経を使うという欠点もある
秋桜デイサービスの浴槽で入ることができれば
自宅の浴槽も条件は同じであり
家族の介護負担も重くはなく容易に入浴ができるようになる

清子さんの場合、まだ独歩はできていないが
立ち上がったりつかまり立ちしたり、座位保持ができることで
一般家庭の浴槽に入ることができる

もしこれが介護施設や30名規模ぼデイサービスならば
《歩けないということで》
車いすで浴室まで移動し
リフト浴や車いすに坐ったままで入浴できる浴槽がある
リフト浴は、電動で昇降しながら浴槽に入る
介護者の介護負担軽減や利用者も容易かつ安全に入浴できる
しかし、
利用者は常に受身の立場にあり
立ち上がりやつかまり立ちなどの動作はなく
一連の入浴動作がないことにある
それだけでなく大切なことは、家庭用普通浴は
個人の意思で浴槽の出る時間を決めることができることだ
入浴の主体は利用者にある

リフト浴などの場合
リフト昇降の操作は介護スタッフが握っており
本人がまだ浴槽に入っていたい、と思っても
主体は介護スタッフにある

歩けなくても坐ることができれば
家庭用普通浴槽に入ることができる
そのことをわかって頂けたと思います

403;秋桜デイサービスの全景

2017-09-19 05:07:29 | 老いの光影
秋桜デイサービスの全景
室内はおいおい紹介していきます
今年の2月にオープン
1階がデイサービス
(定員10名、介護スタッフ4名、生活相談員2名;内1名は非常勤)
(ようやく収支トントンになったところ)
2階は余が介護相談の事務所として利用している
段差だらけの小規模デイサービス
階段(段差)があることで
昇降訓練が知らぬ間にできる
車いすの上がり降りはスロープで十分
(写真からスロープがみえる)
手前が南向きで陽当たりは抜群

395;認知症老人と存在論 ④

2017-09-17 11:53:08 | 老いの光影
 認知症老人と存在論 ④
~ハイデガーの哲学から考える~


(3)「存在の意味」と認知症老人 {続き}

偉大な哲学者ハイデガーは強調する。
「存在の意味は自分の問題だ」と言う前に、「自分」がいる、自分の存在がある。
そして、「存在の意味」ということばがある(25頁)。
人生の深刻な問題や認知症老人のケアに関わり、思い悩み戸惑うとき、生きていくことや老いていくことの意味を考えさせられる。

四肢が拘縮し寝返りもできず、重度の認知症になり「生きる屍」のような状態に置かれた介護施設の風景を眼にしたとき、何を思い、何を感じるか。

死を目前にした老人の「存在とはなにか」、介護している側に身をおいて置いている「自分とはなにか」、生きること、老いることの「意味とはなにか」をもっともっと知る必要がある。

現実にある具体的な介護の実態や老人の声無き姿を通し、「存在」「自分」「意味」ということを哲学的に抽象的に思索してみることも大切だ。

自分自身との内なる対話をもつ訓練を積み重ねることにより、あること(認知症老人)がわかってくるのである。

ハイデガーは、「意味の問題は、ことばの問題であり、生活体験である」と指摘している(26~27頁)。
意味がわかるというのは、「ああ、そうであったのか」という納得の体験であり、この体験をもとに生きていけるということである(26頁)。
言葉の意味がわかるということは、言葉を使ってコミュニケーションができることである(26頁)。

「ことばの意味をわかるとは、それを生活のなかで体験すること」であり、「意味の体験が深まり拡がる」。
最初は意味不明、意味難解であった認知症老人のことばは、介護実践のなかでともに生活を体験し、ひとりの老人の生きて来た生活史を把握、理解を深めていくことにより、ことばの意味がわかるのである。

認知症老人の呟き、行動から不安や葛藤、苦悩、痛みなどをについて、知ろうという「自分の存在の在り様」が問われてくる。

391;足がもう1本欲しい

2017-09-16 16:55:02 | 老いの光影
南陸奥の夕暮れ

足がもう1本欲しい  

いま介護サービスを使わずに過ごし3ヵ月余り過ぎた
91歳の三森菊さんは一人暮らし
過去に週2回デイサービスを利用していたのだが
気難しいところがあり
いまはデイサービスの利用をやめ自宅に居る
当然歩く機会が減り
自宅に閉じこもり
炬燵と仲良しになり寝ていることが増えてきた
両足の筋力は衰え
3か月前に住宅改修を行い手すりをつけた

右足の膝に水が溜まり痛い
注射で水を抜きをしたが良くならない
ようやく歩いてる
「足がもう1本欲しい」
そうすれば歩くことができる、と
菊さんは呟いていた

389; 病室の窓から見える風景

2017-09-15 11:03:58 | 老いの光影
病室の窓から見える風景
今日の午後
真知子さん(82歳)の病室を訪れた
外陰癌が骨盤まで転移し余命半年を告げられた
彼女は自分の癌が予想以上に進行しているとは
認識されていない・・・・・
彼女の 年齢から考えると両親は他界されている
妹は20歳 のとき失恋により海で自殺
弟は還暦を迎えたとき急性肝炎で亡くり
彼女にとり家族はなくなり
一人暮らしが続いた

入院当初は4人部屋で廊下側のベッドだった
窓はなくかテーンに囲まれていた
入院10日後には窓側のベッドに移ることができ
病室の窓からは
筑波山が見えた
生まれた時から筑波山を眺め見ながら育ち生活してきた
彼女にとり筑波山の風景は心の慰めにもなった
1週間に2、3回面会に訪れる従弟の妻とその娘には
大変申し訳なく思い
自分が早く死んでしまえばと
検査拒否が続いた
従兄弟の嫁とそ娘が足げく通うことで
真知子さんは検査や治療を受け入れるようになった

癌病棟や介護施設において
歩けない人ほど窓側のベッドで
療養できるよう配慮することが大切
歩ける病人や要介護老人は廊下側のベッドでもいい
寝たきりの人より歩ける人の方が
自己主張が強く
廊下側から窓側のベッドに移るチャンスが多い
歩ける人は病院内を自由に歩け外の景色を見たり
中庭に行くことができる
病状や介護度が重い人ほど
窓側ののベッドで療養できるよう配慮することが大切
一日中病室の天井だけを見つめながら過ごすのは苦痛であり
悲観的になってしまう
病室の窓から見える風景は
病人にとって心の薬となる

酒が好きな彼女
元気になり
あそこの店でチョイと一杯でもやりましょうか、と
その笑いの余韻を残し
病室をでた。







385;「寝たきり状態」からの挑戦 ⑤

2017-09-13 11:47:58 | 老いの光影
 「寝たきり状態」からの挑戦⑤

昨日18時30分 清子さん宅を在宅訪問
堀川清子さんを通し
食べること水を飲むことの大切さをあらためて感じる

水を飲まなければ
体は乾き オシッコも出ない
おむつをしていると
嫁に気兼ねをし
水を口にしない
1日おきのデイサービスにきたとき
乾いた体に
水が染み込み
オシッコは1回限り
お年寄りは
暑さに関係なく
脱水症に陥りやすい
水は生命を潤す

食べなければ
体に力が入らず
立ち上がることもできない
食べなければウンチもでない
トイレまで移動し
洋式便器でウンチをしたときの気持ち
おむつをした人でないわからない
清子さんは
「なんて言葉にしていいかわからない」
二度とおむつのなかにウンチはしたくない
惨めな自分があるだけ
嫁に迷惑をかけて申し訳ない
だから食べる量を抑えてしまい
小鉢一つのおかずとお椀に半分のご飯
栄養と酸素が欠乏し
脱水に拍車がかかってしまう
1日1回でもいいから食事を摂ることがポイントになる

いま、月水金 30分の身体介護を組み、ベッド上でのおむつ交換をしているが
来週の月曜日からは中止することにした

(本人、長男の了解を得た)
おむつを取り替えるだけで、陰部清拭もしない
(ケアプランに陰部清拭の実施を記載しているのだが)
デイサービスでトイレで排せつ、自宅ではヘルパーがベッド上でおむつ交換
なんだかちぐはぐなケアプランに思えてくる
そのうえ 自宅では十分な水分と食事が摂れていない
(そのことを長男夫婦には栄養不足、食事量が足りないとストレートには話してはいない
デイサービスだと楽しみもあり食欲もわき、全量摂取されている、みんなと食べたほうが元気になるのでは、と)

来週の月曜から
月水金は 9:30から13:30までのデイサービスにした
昼食を摂り、休んでからトイレに行き、13:30~14:00の間に自宅へ早帰り
火木土は いま利用されていて9:30から16:40までデイサービス

歩行器などでつかまり立ちができる 
または自分でベッドからポータブルトイレに乗り移り用足しができる

そのことができたときにはデイサービスは火木土の週3回利用に戻し
月水金の短時間デイサービスはなくしていきたいと長男に話す


90歳を越えても 再び歩くことを夢見る

384;秋分の日

2017-09-13 06:44:02 | 老いの光影
 秋分の日

彼岸がやって来る
22本の蠟燭の違いがある妻は
毎朝仏壇にお水、ご飯等お供え物を欠かさず為し
線香をあげなきゃだめよ
ご先祖を大事にすると
事故や大病から私たちを守ってくれるよ

と云われ
一緒に暮らすようになってからは
晴れの日も 曇りの日も 雨の日も 雪の日も
毎日 お供え物を上げることが私の役目となった

お陰様で
大病もなく
交通事故もなく
今日まで生きて来られた
感謝 

371;「寝たきり状態」からの挑戦 ④

2017-09-08 05:00:10 | 老いの光影
 「寝たきり状態」からの挑戦 ④

堀川清子さんは
不安を抱え初日のデイサービスを迎えた
内心、「本当はデイサービスに行きたくない」
「見知らぬ人と顔を合わせ1日過ごすことは苦痛であり不安」
息子から「行かなきゃだめ」と言われ
しぶしぶ来た。

ベッドから車いすに乗り移り
寝室から自宅庭へ2mあまりのスロープを降り
車に乗り移る

秋桜デイサービスに到着

デイサービスでは
歩けないからと言って
車いすに坐ったままにさせるのではなく
手間がかかっても
他の利用者と同じ椅子に
坐り変えることにしている
車いすから椅子に乗り移る
トイレに行くとき
椅子から車いすへ乗り換える
手間にみえるが
リハビリ効果がある
その都度立ち上がり、つかまり立ちし
乗り移る動作を行う
リハビリは日常生活行為のなかにある

血圧は低めだった 37.2の微熱があった
酸素濃度は94あり
大丈夫かな、ということで様子観察
本人は「微熱は美熱だから大丈夫」と冗談を口にされていた

昼食は主食は半分くらいだったが
おかずは全量摂取
コロッケは大好物
その日のコロッケは
男性利用者3人が
ふかしたジャガイモの皮むきとジャガイモ潰しを行いコロッケづくり
その他に野菜さらだ、けんちん汁ともう一つ副食があった(料理名忘れた)

知り合いの女性利用者がおられ
昔話に弾んでいた

清子さんは
「90年生きてきて
いろいろ苦労や大変なことがあった。
今回ほど寝たきりになりベッドで寝ていて
トイレにも行けずおむつにオシッコをしたり
嫁にご飯を食べさせてもらったりしていて
大変だった。迷惑をかけながら生きるほど辛いものはない」

人疲れなのか 初めてのデイサービスで刺激ありすぎてなのか 知恵熱なのか
食後検温したら38.6℃ 活気はありぐったりしてはいない
酸素濃度は97 血圧は103/70あり問題なし
かかりつけ医に電話を入れ指示を仰ぐ
自宅に往診に行くということで
自宅に帰えすことになり
午後2時過ぎ自宅に戻る
自宅に戻るときには37.5℃に下がる

夕方自宅を訪れた
抗生物質薬を処方され 熱も平熱に回復
手を握り土曜日に再会することを約束
疲れるので食後は1時間ベッドに休めるようお話をした
ベッドの生活から違う場所の世界で
坐位生活になりトイレでも用足しをした
何もかもが未知の体験
体もびっくりし熱がでたのかな
本当に焦らず、時間をかけ寝たきりからの挑戦になる

369;「寝たきり状態」からの挑戦 ③

2017-09-07 11:52:08 | 老いの光影
 「寝たきり状態」からの挑戦 ③


昨日は夕方 清子さんのかかりつけ医を訪問
(主治医との面談は事前に電話で約束をとるのが鉄則)
清子さんの弟は主治医(大先生)
主治医の息子が若先生
大先生は診察時間は終わり
若先生医にあい
清子さんの担当ケアマネジャーにであることを話をし
ケアプラン(居宅サービス計画書)を渡した

退院後の清子さんの状態を伝えると
若先生は
「尿意があるのであれば早くおむつを外すこと」
(その通り、同感)
「もとの普通の生活状態に戻すこと」
とアドバイスを受けた

今日から民家を活用した10名定員の小規模デイサービスの利用が開始となる
火曜 木曜 土曜の週3回
デイサービスの利用を通し
トイレで排せつができるようチャレンジしていく

367;最近気になること

2017-09-06 21:48:21 | 老いの光影
 最近気になること

最近凄く気になることがある
それは
地に足がしっかりと着かず
足元がふらつき
介護者にもたれかかり歩く老人

なんで歩きがこうもふらついているのか
朝ご飯を食べずに送迎車に乗り
デイサービスセンターに到着する老人が増えてきている
ご飯を食べいても
白米とできあいのおかずが少々
それでは栄養が摂れない

食事を満足に摂れていない老人
デイサービスの昼食時
脇目も振らず飢えたように「がっつく」
食べれることの幸福と大切さを考えさせられる