老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

642;低体温症で救急搬送

2018-01-29 20:42:05 | 老いの光影 第2章
家の中で倒れ 低体温症

朝 8時過ぎ
秋桜デイサービスセンターの電話が鳴った
長男から電話がかかり
「母親が倒れたまま動かない、どうしたらよいか」
星明子センター長は
「いまから様子を見に行きます」と電話を切り
急ぎショコラに乗り向かった。

八幡桃子さん(87歳)は、
右側臥位の状態で倒れ、手足は動かず
目は何かを見つめているかのような感じ凝視していた
言葉をかけても反応はなく
睡魔に襲われているような状態にあった
救急車を呼ぶしかない、ということで
教員をしている長男に了解をとり
救急車を呼ぶ

普通の体温計では測定できず
SPO2は、97あった
衣服は先週の金曜日に着ていたもの
デイサービスに来ない日の土曜日、日曜日は
きちんと食事を摂っていたのだろうか
大寒波と積雪があり寒い日が続いた
部屋はエアコンは点いておらず
炬燵だけ電気が点いていたが温かさは余りなく、
炬燵のなかには2匹の猫が寝ていた

救急車は地元の総合病院に到着
低体温用の体温計で測定したら31.5℃の低体温
雪のなか寒い外を歩き回り
疲れはて(外で)寝たときに
低体温症になり、死ぬと「凍死」になる
家の中に居て
低体温症になる
いまの世のなかでは考えられない出来事である
桃子さんの意識をとりも出したのは16時過ぎであった

桃子さんの担当ケアマネジャーは
在宅訪問するわけでもないから
本人や長男には会わないまま
どんなケアプランがよいのか
週3回のデイサービスだけ
デイサービスに来ても
桃子さんにも会わない
長男はケアマネジャーを信頼しておらず
電話もしない
救急外来の医師は
「ケアマネジャーは在宅訪問をしているのか」
「いったい何をしているのか」
と怒りあきれ顔をしていた。

「救急車により総合病院へ搬送します」、ケアマネジャーに伝えても
救急外来(または病室)にも来ない


641;死ぬより 悲しいこと

2018-01-29 06:42:46 | 阿呆者

死ぬより悲しいこと

この空を飛べたら
鳥になりたい

碧い海を泳げたら
魚になりたい

この野原を走れたら
馬になりたい

抜殻のように呆けたら
阿呆鳥になりたい

静かに生きれたら
貝になりたい〕

誰も知らないところに行けたら
遠くへ行きたい

憂いなく眠れたら
死にたい 
まだ 何もやり遂げていないのは
死ぬより 悲しい・・・・