老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

遥か彼方にある見える山々の向こうの先は何がある

2022-10-29 22:10:23 | 老いの光影 第9章 捨石拾遺残日録
1910 遥か彼方にある見える山々の向こうの先は何がある


         残雪がある那須連山の向こうの世界は、どんな世界であろうか

小学校に上がったばかりの頃
北海道の農家に生まれた自分の家は
東西南北 山に囲まれた盆地であった。

ニセコ連邦の山々の向こうはどんな世界が広がっているのか、と
空想を膨らましていた。
山々の向こうは海なのか
それとも自分の知らないまだ見ぬ街なのか

山ではないけれど
海は広い
水平線の向こう、さらにその先は
どんな国があるのだろうか
「行ってみたいな よその国」

自分はいま老い
老い始め、死ぬまでの線上を考えたとき
いま、どの位置にあるのか
「ご臨終です」、と告げられたとき
自分は黄泉の国に移る
黄泉の国とは どんな世界であろうか
苦しみや悩みが消えるのであろうか

また、くだらないことを考えてしまった