1910 遥か彼方にある見える山々の向こうの先は何がある
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残雪がある那須連山の向こうの世界は、どんな世界であろうか
小学校に上がったばかりの頃
北海道の農家に生まれた自分の家は
東西南北 山に囲まれた盆地であった。
ニセコ連邦の山々の向こうはどんな世界が広がっているのか、と
空想を膨らましていた。
山々の向こうは海なのか
それとも自分の知らないまだ見ぬ街なのか
山ではないけれど
海は広い
水平線の向こう、さらにその先は
どんな国があるのだろうか
「行ってみたいな よその国」
自分はいま老い
老い始め、死ぬまでの線上を考えたとき
いま、どの位置にあるのか
「ご臨終です」、と告げられたとき
自分は黄泉の国に移る
黄泉の国とは どんな世界であろうか
苦しみや悩みが消えるのであろうか
また、くだらないことを考えてしまった
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残雪がある那須連山の向こうの世界は、どんな世界であろうか
小学校に上がったばかりの頃
北海道の農家に生まれた自分の家は
東西南北 山に囲まれた盆地であった。
ニセコ連邦の山々の向こうはどんな世界が広がっているのか、と
空想を膨らましていた。
山々の向こうは海なのか
それとも自分の知らないまだ見ぬ街なのか
山ではないけれど
海は広い
水平線の向こう、さらにその先は
どんな国があるのだろうか
「行ってみたいな よその国」
自分はいま老い
老い始め、死ぬまでの線上を考えたとき
いま、どの位置にあるのか
「ご臨終です」、と告げられたとき
自分は黄泉の国に移る
黄泉の国とは どんな世界であろうか
苦しみや悩みが消えるのであろうか
また、くだらないことを考えてしまった
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